
追分の森の外れの水路沿いにアカソ(赤麻)が群生して
咲いていました。
長い間ここを歩いていますが、アカソに気づいたのは
ここ2,3年でした。
赤い花穂が水路の中に伸びて野草らしい魅力を感じました。

水路沿いの山側にヤマハギ(山萩)が咲いていました。
ハギは秋の七草のひとつで公園や庭木として植えられて
いますが、ヤマハギは山野に生えてよく似たミヤギノハギ の
ようにしだれないとされています。
ハギは万葉集に142首詠まれており、こんな素朴な花が
当時の歌人に親しまれたようです。

山側に初秋を代表するキキョウ科のツリガネニンジンが
咲いていました。
茎は1mほどに伸びて水路側に傾いているのが多かったです。
花が釣鐘状に咲いて太い根がチョウセンニンジンの根に
似ているのでこの名がつきました。
花色は白に近い色から青紫色がありました。
高山の夏山でよく見かけますが、身近な里山でも見られる
花です。