乙女椿と卜半（ボクハン）

乙女椿は椿の中では飾り気がない淡紅色の花です。
乙女という言葉は現代では死語に近いですが、
その響きが気に入っています。



散歩道のマークしている乙女椿は今年はつぼみが
なく見逃していました。
橋の手前の個人宅で乙女椿がたくさん咲いている
のを見て「遅かった」と思いました。
乙女椿は咲きはじめがよく、遅れると咲き終わった
花びらが茶色く変色します。
辛うじて乙女椿らしい花が撮れて満足しました。



卜半（ボクハン）椿のある邸宅に行きました。
道路に面した椿の植え込み（１０数本）のそばを
歩いていたら、邸内の犬から大きな声で吠えられて
落ち着きませんでした。
そんな中で珍しい江戸椿の卜半を撮りました。
外側の花弁は濃紅色、花芯は白色の唐子咲き
（雄しべが小花弁に変形したもの）でした。