ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

花水木(ハナミズキ)が咲いていました

2011年04月23日 | 日記


公園や街路樹に植えられた花水木がいま見ごろです。
花水木は大正4年に東京市長の尾崎行雄がワシントン市に桜を贈った
返礼として贈られた木としてよく知られています。

花水木の樹高は4~6メートルもあり上向きに咲くので、
写真を撮るのに苦労します。
ボランティアでよく行っている地区センターには
10数本の花水木がありました。
花水木のそばのベンチに上がって構図を考えていたら、
自転車に乗った少年が近づいてきました。



散歩コースの公園から市道に出たら畑の向こうに
紅白の花水木が咲いていました。
民家の庭に咲いていますが、この高台の道は紅白そろった美しい
花水木の見えるビューポイントでした。
この民家は数年前まで今ごろ鯉のぼりをあげていましたが、
最近見かけなくなりました。
手間がかかるし、お孫さんが成長したのかなと思いました。

花水木を詠んだ句を紹介します。
昏るるとき 白き極みよ 花みづき 中村苑子
感想:はじめて知る俳人ですが、花水木の美しさを詠んだ秀作では
と思いました。

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身近な野鳥たち(カルガモ、コサギ、ハクセキレイ)

2011年04月22日 | 日記


渡り鳥のコガモやマガモは北国に渡ったようで、帷子川から
姿を消しました。
残ったカモは留鳥のカルガモだけとなりました。
カルガモのつがいは首を曲げて同じ仕草をしていました。
のどのあたりがかゆいのでしょうか。
その仕草を見ていて癒されると思いました。



コサギは留鳥でこの川でよく見かけます。
近づいたら一眼レフをもった人が対岸の川辺に下りて、
10メートルのところからカメラを向けていました。
異常接近ではと思いましたが、コサギは平気そうでした。
私もカメラを向けていたら、コサギはホバリングして
バイビングして、見事に魚を口にくわえました。
カワセミのダイビングはときどき見ますが、コサギの
ダイビングははじめて見ました。



ハクセキレイはこの川でよく見かけます。
よく似た羽の色をしたセグロセキレイはこの川では
滅多に見かけません。
コサギのバイビングを見てすぐにハクセキレイの
水浴びを見ました。
野鳥もときどき水浴びして身を清めているようでした。

帰りに公園に立ち寄ったら、グランドにツグミが2羽いました。
最近どこからかやってきたようです。
40メートル先の畑にいた1羽も落ち着かないように
ほかに移動しました。
群れをつくってシベリアに渡るはずですが、仲間が少ないと
飛行中に猛禽類に襲われないかと心配になりました。

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花蘇芳(ハナズオウ)の思い出あれこれ

2011年04月21日 | 日記


近くの公園に花蘇芳(ハナズオウ)の赤紫色の花が
咲いていました。
植物の写真を年に数1000枚撮りますが、今まで
ハナズオウを撮ったことはほとんどありませんでした。
それにはわけがあります。

平成のはじめの頃、日経新聞に連載された連城三紀彦の小説で
読んだハナズオウのイメージが頭に焼きついてしまい、
20年も引きずっているのです。

小説のあら筋は忘れましたが、純情な若い男性が飲み屋の
女に執拗につきまとわれお金をせびられました。
その小説の中見出しが「花ずおう」でした。

その後小さな花が枝にびっしりとついて咲くハナズオウを見て、
小説のしつこくつきまとう飲み屋の女のイメージと重なって
今日にいたりました。



一方、ハナズオウにはいいイメージもあります。
7年前の今ごろにトルコを旅行したとき、イスタンブールから
ボスポラス海峡をクルーズしました。
対岸には広い緑豊かな邸宅や別荘が続いて、そこに赤紫色の花が
美しく咲いていました。
花色がハナズオウによく似ておりその美しさに驚いたものです。
このたびWEB検索をして、その美しい花がエルグワンであり、
別名セイヨウハナズオウとわかりました。

ハナズオウの悪しきイメージを払拭するときが来たようです。
ハナズオウは個々の花を見るものでなく、木全体が放つ赤紫色の
輝きを見る花木と見方を変えました。




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ホタルカズラ(蛍蔓)が咲いています

2011年04月20日 | 日記


庭のフェンスの下にホタルカズラが咲いています。
つるがフェンスの外にも伸びて咲いています。
ホタルカズラは花の色をホタルの光に見立てて
この名があります。

一週間前から青紫色の花が咲いていますが、
イメージに合った写真が撮れませんでした。
今朝日光が直射したところを撮ったら、まわりが
暗く写って、花が引き立ちました。
やっと蛍のイメージに合った花が撮れてほっとしました。



ホタルカズラのもう一つの特徴は蔓の名のごとく
つるが長く伸びることです。
フェンスから顔を出した青紫色の花はつる性のホタルカズラ
らしい趣が出ていました。
以前観察会で自生のホタルカズラを見たことがありますが、
歩きながら美しい姿を撮ることは難しかったです。

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ヒメイチハツ(姫一初)が咲きました

2011年04月20日 | 日記
3月から4月にかけて季節は駆けるように庭にやってきて
約60種の花を咲かせましたが、ほとんど多年草です。

10年前に写真をはじめてから「庭の花開花記録」を
パソコンで入力しています。年間で200種を超えますが、
秋の果実を入れるとそれ以上になります。
花の名前を覚えられるし開花日の比較ができるので好都合です。

昨日姫一初(ヒメイチハツ)が咲きました。
本種の一初は紫色の花でアヤメに似ていますが、
庭にあるのは高さ10センチほどの園芸品種です。
一初という名はアヤメ科の中で一番早く咲くという意味から
きているようです。
姫一初は2,3日で花が萎れて次々と花が咲きます。
花の変化を身近に見られるのが栽培品のいいところです。

一初を詠んだ正岡子規の歌があります。
いちはつの 花咲きいでて我が目には 
今年ばかりの春行かんとす
病床にある子規は来年またこのいちはつを見られないかも
しれないと悟った歌といわれています。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。