香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

伝統文化こども教室 書道教室第3回

2010年08月28日 23時32分00秒 | 講師のお仕事
               

お手伝いしている伝統文化こども教室は、先週に引き続き、今週も土日連日です。

今日の授業は、明日の課題「色紙作品」の下準備。

まず小筆で名前の練習。
半紙を縦長に四等分して、1年生は名前だけ、2、3年生は氏名を練習しました。
氏名を全て漢字で書ける子は少ないので、全部で6~7文字になる子もいて、
一行に体裁よく書くのは大変そう。果たして色紙に入りきるから?

次に、色紙に書く漢字一文字を決めます。

ここで、私の経験不足が炸裂!

2年生の男子二人が決められなくて迷っていたので、「今まで習った漢字から選べば?」と提案。
一人は「鳥」をチョイス。
もう一人は、まだ習ってないけど自分の名前の一字「俊」に決めました。
ちょっと難しいけど、とりあえず書かせてみると起筆「始筆」に問題あり。
こうした方がいいよと彼の筆を借りて直したらまっ黒けに!!
朱墨を使うべきでした・・・

気を取り直して、「俊」と「鳥」を筆を持って一緒に書いてみました。
“ちょっと難しい”と本人達も気づいて、「東」と「西」に変更。

また、一緒に書いてみました。
「一」を書いた時のように、一画一画しっかり書いていたら、太くなり過ぎて、
途中で墨はなくなり、筆先はバサバサに

でも、なんとか書き終わり、各々練習させて、他の子たちを見てまわってみたら、
何人か主催の先生にお手本を書いてもらっていました・・・って、あ、そうだった。
授業が始まる前に、主宰の先生から、
「書く字が決まったら、一度書かせてから、その子の筆でお手本書いてね。」
と言われていたのをすっかり忘れていました!!

ふと見ると、
「東」と「西」の彼らは、私と一緒に書いた通りの太い線!しかも、墨が途中でなくなってる状態!
主宰の先生もビックリ!!
何と、一度教わったことが身についてしまったのです。
画数が多ければ、細く書かなければいけなかったのに・・・

そもそもまだ筆を持ったばかりの彼らに、習った漢字なら何でも大丈夫と思ったのが間違いでした。

主宰の先生は、やはりベテラン。
その子に書けそうな字を選ばせていました。

↑ 1年生のしっかり者の女の子。
名前の一文字を上手に書いて、名前を書いているところです。
画数が多いのにすごい!(色紙の大きさに半紙を折って練習しました。) 

何を書くかは、とっても重要。
その子が持てる力を発揮できるよう導かなくては!経験不足を痛感した1日でした。

明日は本番。予算の関係で色紙は一枚ずつ!
みんな成功するといいな。


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