香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

書道講座の資料作りと学習法

2016年05月28日 11時21分26秒 | 講師のお仕事

講師を務めさせていただいている書道講座も今週で6回目になりました。

 

GW明けの4回目は、実用書道。

見出しの上の2枚は、参考までに書いてお配りしたものです。

3週間ぶりなので、あらためて基本点画と、2回目の参考手本の補足として、祝儀袋の表書きによく使う「御」「祝」「寿」をいろいろな書体で書きました。「御」は、さらに3つのパーツに分解しました。

パーツや文字の組み合わせで何通りもの書き方があるので、書きやすい字体や組み合わせを選んで、実際に祝儀袋に書く時にご活用いただけたらと思います。

 

 受講者さんから写経を書くと上達するのでは!という声が上がったので、5回目からは般若心経にチャレンジ。

独特な字体(写経体)は、初めて書いた時に戸惑った覚えがあるので、参考にしていただけたらとお作りしたのが、見出しの下側の1枚です。

特にわかりづらい文字を抜き出し、鉛筆で骨書きして、書き順や常用漢字などの説明を書き込みました。

お手本を下に敷いて書く敷き写しは、字形を身につける良い勉強になるので、思いついたのが、先ず鉛筆で敷き写しして、次にお手本をわきに置いて、鉛筆で書いた上から筆で太細の変化を観察しながら書く、という方法。1枚の写経用紙で2回練習できるし、字形と太細の変化を分けて学習できるので、おススメしました。

 

資料作りには、手持ちの字典や雑誌「墨」のバックナンバーを参考にしました↓

毛筆三体帖
狩田 巻山
日本習字普及協会
常用漢字の六体
狩田 巻山

日本習字普及協会

 

改訂新版 書写書道四千字 現代字体字典 (辞典)
日本書道教育研究所
講談社

 

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