
森沢明夫さんの小説『雨上がりの川』読みました。

中学生の娘がいじめをきっかけに不登校になったことに悩む父とこの現象を打開しようと怪しげな霊能者に心酔する母。そして、近所の川で釣りをする心理学者に相談することで、家族の再生物語が動いていきます。
読み始めの重さから娘の本来の明るさを取り戻していく変化と散りばめられた伏線は、辻村深月さんの『かかみの孤城』を思い出しました。
父親を中心に語り手が変わり、第三章の『騙されたのは誰?』では謎解きが繰り広げられ、推理小説でも読んでいる気分になりました。
森沢明夫さんの小説は、『恋する失恋バスツアー』、『キッチン風見鶏』に続いて3冊目。それぞれおススメです!
読書をするのは、たいてい布団の中。眠くなると電気を消して、目が覚めると電気をつけて読む、を朝まで繰り返しています😅