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山歩き中、きつくて疲れて足が重くてもう無理だ~!と思っても、逃げ出せないので、とにかく一歩、また一歩、止まらなければ必ず着ける!と、自分を勇気づけます。
昨日の雪の登山道で心が折れそうになった時も、一歩一歩!と自分を励ましました。
その前日に読み始めた馳星周の「蒼き山領」は、雪山を歩く話が中心で、主人公は元長野県警の山岳遭難救助隊。そして、昨日の出発地点の元郷バス停で「なんてことないところでも滑落する人がいるので気をつけて!」と言っていたお巡りさんは五日市警察署山岳救助隊だそうで、雪道を歩きながら小説の内容がずっと頭の中を駆け巡っていました。
私が登った山は、この小説に出てくるような高い山でも危険な山でもないし、自分でもあきれるくらい怖がりで、山頂で富士山を見たり、折帖に山名の書を書くのは楽しいけど、タフな主人公とは違って登山自体は楽しいとは思えなくて、本当は向いていないのかもと思ってしまいます。
でも、今日読み終わったその「蒼き山領」の後半に、「足を前に出せばいい、一歩一歩が小さくても、歩みがのろくても、とにかく足を前に出し続けていれば、いつか、頂上に辿り着くのだ。」という、いつも山歩き中のつらい場面で浮かぶのと同じ言葉が出てきました。
怖い思いはしたくないし、山を歩くのはつらいけど、そこでしか見られない景色を観たいのは主人公と同じ。
主人公のようにより高い厳しい山に挑む気持ちはないけれど、怖くない山にはまた行ってみたいなあ。
怪我だけはしないように、一歩一歩。
自然の中で遊ぶことは、常に危険と隣り合わせ。
その恐怖感があるからこそ、より感動するのかもしれませんね。
その感動から書作品が生まれているのですから、素晴らしいことです
怖くて足がすくんでしまう私にとっての難所を、すいすい歩いて行く人たちを見ると、自分が情けなくて山をやめたくなりますが、山には不思議な魅力がありますね。
今日から、馳星周の「雨降る森の犬」を読み始めます。
すっかり小説の面白さにはまっています
本文も読みました。 凄く 行動的で、山歩きは大好きっ
ていう方かと思いきや、 弱い部分を正直に綴られて
いましたね。 なんだか、私自身が 何かに許して貰った
気がしました。 有り難うございましたー。🥰
山歩きに限らず、焦らずマイペースで一歩一歩、楽しんでいきたいと思います
ブログの閲覧&温かいコメント、ありがとうございました!
でさすがです🤗🤩
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