労災保険は労働者を保護する趣旨の制度だが、中小企業の事業主等は労働保険事務組合に事務委託することを条件に、労災保険に特別加入することができる。
さて、特別加入に際して登録した「給付基礎日額」は、労働保険の年度更新(6月1日~7月10日)と同時に変更できることになっているが、平成24年度(今回)から、この変更を3月18日~3月31日の間にも申請することができるようになった。
これは、例えば、給付基礎日額の増額を予定していた特別加入者が7月10日までの間に労災事故に遭ってしまった場合に、前年度の低い基礎日額が適用されてしまう、というような不利益を防ぐための措置だ。
この年度内申請は任意であるし、従来通り年度更新時に変更しても良いのだが、上に書いたような不利益の可能性を考えれば、日額変更するつもりがあるなら、できるだけ3月中に申請しておくことをお勧めする。
なお、委託している労働保険事務組合によっては提出期限を早めに設定している所もあるので、注意されたい。
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