リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

アメリカの山火事のおかげで天気はずばり「煙」

2020年09月13日 | 日々の風の吹くまま
   

10月12日(土曜日)。???。起きたら東の空にオレンジ色の太陽がポツッ。今日の天気は「煙」。視界は2キロだそうだけど、そんなにないと思うな。だって。我が家から1.5キロ先のの川沿いに建ち並ぶ高層マンションがかなりかすんでいて、川は目を凝らしてやっと見えるけど、川向こうは何にも見えない「五里煙中」なんだもの。煙の源のカリフォルニア州では消失面積が東京23区の20倍だそうで、オレゴン州とワシントン州の消失面積を合わせると30倍。日本地図に重ねると北海道の22パーセント、日本全国ならその5パーセントで、新潟県と群馬県がそっくり焼け野原になった勘定だから、ため息が出る大災害。週明けから小雨の日が続くという予報だけど、大当たりするといいな。

今日は掃除の日。窓を開け放したいところだけど、AQIは「10+」(非常に高リスク)だし、入って来る空気はきな臭いから無理、無理。洗濯機を回しながら、いつものようにダスターで埃を払って、箒で掃いてから重たい掃除機をかけて、モップをかけたらいやでも鼻の上に汗。でも、煙が太陽を遮ってくれる分気温はちょっと下がるので、汗をかきながらでも楽といえば楽かな。クーラーがない我が家は窓やパティオドアの開け閉めによる風通しが頼りだから、猛暑が居座ったままで今日みたいにあまり風がなかったら、大汗をかいてきつかったかもしれないな。

午後には煙が濃くなって、空は黄色がかった何とも薄汚い色。工業地帯から出るスモッグと違って、森林が燃えて出たおおむね自然な煙だから、危険な化学物質はあまり混じっていないかもしれないけど、PM2.5の濃度が健康に危険なレベルであることには変わりはないな。きのうはくしゃみ十連発でとうとうウォーキングをさぼったカレシは今日も「外には行かない。階段で運動する」。きのう買い物をスキップしたワタシは2日分の買い物リストを持って、いざ。いつもは店に入るときしかマスクをしないけど、あんまり空気が悪いので、今日は道路に出たところでさっと着用。煙は地表まで降りて来ていると見えて、歩いていると何となく目がひりひりする感じで、おまけに大きく息を吸うとマスク越しでも何となくきな臭い。うはぁ。

晩ご飯が終わって1時間くらいして、カレシが非常階段を上り下りして来ると言って、玄関ドアのすぐ外にある非常口に出て行った。この非常口、セキュリティのために一部のフロア以外は階段側からはドアを開けることができなくて、23階もしかり。ワタシが廊下で待っていてドアを開けてあげるか、カレシがロビーまで降りてエレベーターで戻ってくるかの二択のところ、カレシは「10フロアくらいしか行かないから、開けてくれ」。そこで、カレシが運動している間、玄関ドアを半開きにして、スマホをいじりながら非常口のドアを監視すること数分。のぞき窓にカレシの顔が見えたので、さっとドアを開けて、はい、おつかれさん。少々息を切らしたカレシは「明日はコチコチになりそうだ」。うん、階段歩きは普段使わない筋肉を使うし、運動量もウォーキングの比じゃないもんね。でも、階段を歩けるのはいいことじゃないの。