リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いつの間にかミニチュア工房になったプチアトリエ

2020年09月29日 | ミニチュア工房にて
9月28日(月曜日)。☀☀☀。煙も嵐もまるで嘘だったのかと思ってしまうくらい静かな月曜日。川中のアナシス島の工場地区から立ち昇る白い排気もみんなまっすぐで、ほんとに秋深しの観。ちょっとかすんでいる遠くを見たら、ベーカー山の氷河が朝の日を浴びてキラキラ。



さて、ミニチュア工房は月が替わるまで休業だし、マスク作りも作るだけ作った感じで、ちょっとばかり手持ち無沙汰の感じ。せっかくのアイドリングの時間だから、少し前に思うところがあって新しく設けたミニチュア作り関連のカテゴリで、この1年半の間に作った14個のミニチュアドールハウスについて、今後の参考にぼちぼちおさらいしておこうか。リタイア後の趣味の拠点にするつもりで、独身時代に買って、カナダに持って来て未だに使っているモジュール本棚(50年物の骨董品!)のバルコニー側の2セクションを引っ越して来たときに確保してワタシの「プチアトリエ」にしてある。当初は絵を描くつもりで、端の幅が広い方のセクションに合板をはめ込んで作業台にして卓上イーゼルを置き、隣の幅の狭いセクションには絵筆などの絵の道具を置いて、スツールやライト、ラジオも用意して、後はリタイアするのを待つだけになっていた。それが・・・。

いざリタイアしたら、山積だった「やりたいこと」はそっちのけでのめり込んだのがドールハウス作り。リタイア当初はそわそわと落ち着かなくて何かに没頭することもできず、少々退屈していたときに出会ったのが、イギリスの商品を扱うアメリカの通販カタログにあったキット。中国の蘇州にあるRolife(当初はRobotime)という若い企業が製造している半インチ(1/24)スケールの「パティオ」と「温室」で、おひとり様稼業が多忙を極める以前の30数年前に伝統的な1インチ(1/12)スケールのドールハウスを作ろうとした時期があったから、昔取った何とかで簡単だろうと思って注文したら、かなりの神経集中を要求されるものだったので、すっかり夢中。それ以来プチアトリエはいつもはミニチュア工房、ごくたまに数日だけ絵を描くアトリエということに・・・。



洋の東西を問わず、手芸や工作を趣味にするとありがちなのが、材料や道具を見るたびにあれもこれも欲しくなって、つい買い込んでしまうことかな。今はちょっとググれば品揃えが豊富な専門店がたくさん見つかるから、バーチャルにウィンドウショッピングするのも楽しいけど、ときには誘惑に勝てずに「不要不急」のものをあれこれ注文してしまう。中国製としては驚くほど精密で品質のいいRolifeのキットは、ずっといつでも手に入るとは限らないからと、重複を厭わずに16個も買いだめしてしまった。中国の在来型の玩具メーカーのものもかなりの数を買って6個作ってみたけど、こっちは英語の説明書は意味不明だし、必ずしも半インチスケールではないし、それ以上に質が悪すぎるので、10月に作る「ドナの憩いの部屋」を最後に、残るキットはばらしてスペアパーツに格下げ。それでも18個あるから1年半分の楽しみというところ。このあたりがワタシの今日のミニチュア工房・・・。