リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人類の未来は大丈夫なのかと気になって来る

2020年09月19日 | 日々の風の吹くまま
9月18日(金曜日)。霧/煙/☁。前代未聞の規模の森林火災が荒れ狂っていたアメリカのオレゴン州やワシントン州では、天候の変化が消火活動を促進し始めたそうで、やっと出口が見えて来た感じ。こっちも天気予報は雨で、週末には大気の質もかなり改善されるらしい。何しろ普通に呼吸していても1週間にタバコを44本吸ったのと同じ汚れた空気を吸い込んだ勘定なんだそうで、もう嫌だぁ。BC州からは森林火災専門の消防士が800人も応援派遣を志願して、現在はそのうちの200人がオレゴン州で地元の消防隊とは隔離された状態で消火活動に当たっているそうで、必要ならさらに200人派遣する予定。(アメリカとの国境は物資の輸送と緊急の場合を除いて3月からずっと閉鎖されたままで、さらに10月21日までの1ヵ月延長が発表されたばかり。)

森林火災の煙害に油を注いだ形のニューウェストミンスター市の桟橋火事では、きのう「放火」の容疑者が逮捕された。川底に打ち込んだ3600本もの杭の上に木製のデッキを載せた1ヘクタールもある桟橋は100年以上にできたもので、ピア公園の東半分。火事の火元になるような設備は特にないところなので、原因調査に警察が加わったと聞いて、もしかしたらと思ってはいたけど、やっぱりねえ。何でそんなことをするんだろうなあ。ほんっとにあったまに来るったらない。火事はまだくすぶっているらしい。(今日になって「過失だった」とか言うニュースが流れているから、「犯人」はホームレスかな。)でもまあ、けが人や死者が出なかったのは不幸中の幸い。

アメリカ西海岸3州の真ん中にあるオレゴン州では、8月から今まで500ヵ所近い森林火災が起きて、合計約40万ヘクタールを焼いて、何十人もの死者が出る大災害になっている。落雷によるものが多いけど、大半は人間の不始末が原因で、「放火」が疑われるものも何件か。先週容疑者が逮捕されたフェニックスという小さな町では、住宅地の一角での放火による野火が町に迫っていた大規模な森林火災と合流したために、1000戸が消失、死者数人、行方不明者数不明という惨事に発展。町中が煙に覆われている中で、いったい何を考えていたやら。人類、なぁ~んかおかしくなってるって感じがするけど、大丈夫なの?

欝っぽくなるようなニュースと窓の外のかすんだままの風景にうんざりした気分でいたら、トラベルエージェントのジェフから「1月の南米クルーズ、どうする?」と電話。あ、24日までにキャンセルすれば2人分5万円くらいの手数料で残りを払い戻してくれるんだった。うん、これもキャンセルっ。「それが最善。ぼくもキャンセルしたんだ」とジェフ。長年せっせと働いて来て、さて残る人生を大いに楽しもうと思っていたのに、もうほんっとにアンフェアだよねえと、しばし慰め合いの会話。30分くらいでSilverseaの「返金処理開始」のメールがジェフから転送されて来て、これでほんっとに空振りの三球三振。あぁ~あ。11月初めまでには戻って来る400万円ちょっと、せっかく楽しみにしてたのにどっこへも行けないんじゃぁ、ぜぇ~んぜんうれしくないじゃんっ!