リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

聖グーグル様のおかげです

2020年09月14日 | 日々の風の吹くまま
9月13日(日曜日)。け・む・り。どこを探しても太陽が見えないし、ちょっと寒いくらいだから、曇っているのかな。きのうより煙が濃いような気がするけど、きのうほどきな臭くはないかな。けっこう遠くから来るせいか、濃いといっても霧のようで、2年前と3年前にBC州内陸で大規模な森林火災が多発したときに流れて来た煙ほど汚れた感じはしない。あのときは空がほんとにきったないとしかいいようのない色で、直視できる太陽は濃いオレンジ色。そうそう、あのときの煙は国境を越えてワシントン州からオレゴン州まで流れて行ったんだっけ。

外の景色(と言ってもみんなかすんで、2キロ先は何にも見えない)があまりにも陰鬱なので、今日は仕事に没頭することにしたけど、OCRで読み取った地図の中でどうも漢字が違っていると思われる地名があって、「要確認」のルイザのコメントが入っていたので、きのうはあっちに見当を付けてググり、こっちに見当を付けてググっての謎解き。今日もまた探偵ごっこを始める前に、とあっさりミニチュア工房に寄り道。今日の仕事はコーヒーテーブルの下に敷くじゅうたん。だいたいは印刷した紙のことが多いんだけど、このキットのは5色の硬いフェルト地をテンプレートに合わせて切って、印刷した紙にモザイクのように貼り付けるしくみ。白が「地」だったのを黒に変えて、他の色の配列も自分流に入れ替えてみたら、家具をこげ茶色に塗ったせいで、赤が映えていい感じ(と自画自賛)。
   

ランチの後でやっと「仕事モード」のスイッチを入れて、地図を拡大しても判読不能の小さな漢字2文字の謎に挑戦。今は残っていない江戸時代の地名なので、ググってもググっても出て来ない。2時間以上ねばって諦めかけたところで、待てよ。地図に番号を振ってある名前と振っていない名前があるのはどうしてだろう。もしかして、もしかしてと脳みそを絞っているうちに、あはっ、番号を振ってある名前は地名じゃなくて大名の藩の名前だっ。そうとわかれば話は早い。最初の漢字はほぼ間違いなく読み取っているので、ウィキペディアのリストを上から順にその漢字で始まる名前を探して行って、見つけた候補は2つ。地図を拡大するとぼやけてしまうけど、ちょっと画面から離れて遠目で見ると漢字の「形」が何となくわかって、謎だった2つ目の漢字はどうやら「さんずい」がある。2つの候補のひとつも2つ目の漢字はさんずい。やったぁ~。みぃ~っけたぁ~。

謎解きに成功して、後は翻訳者が読み違えたところを訂正して、地図の名前の校正はおしまい。原稿を校正するというよりも、まるでリサーチアシスタントをやっているみたい。日本語から英語に訳すときに一番困るのが地名や人名の漢字の読み。聖グーグル様がいらっしゃらなかった時代にはほんっとに苦労したもんだけど、これはあの頃を思い出させる「難問」だったな。さて、期限まであと2日。寄り道しないでがんばるぞぉ。