リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

名物?のパイナップル特急第1便が到着

2020年09月24日 | 日々の風の吹くまま
9月23日(水曜日)。☂☂☂☂。秋の初日に「パイナップル特急」第1便が到着。いわゆる「大気の川」で、北米大陸の北西岸地域では秋から冬にかけてハワイ方面からやって来るので、昔から「パイナップル特急」と呼ばれている。夜中にかなりの風が吹いていたようで、バルコニーでは花が終わって外に出してあったベゴニアの鉢がごろごろ。寝る前にテーブルや椅子を畳んで取り込んでおいたのは正解だったね。天気予報を見ると、日曜日いっぱいまでは降水確率ほぼ連日100%で、メトロバンクーバーの5日間の予想雨量は内陸部で150ミリ。でも、来週はちょっと夏がぶり返して「インディアンサマー」になるそうで、これ、小春日和ならぬ「小夏日和」ってところ。

南太平洋でラニーニャが発生したそうで、BC州南部沿岸は平年よりも寒い冬になるもよう。温帯雨林地帯のカナダのBC州からアメリカのワシントン州、オレゴン州の沿岸地域は冬はわりと温暖で雨が多くて、よく降るなあと感心するほど雨、雨、雨の日が2週間も3週間も続く。こっちへ来たばかりの45年前は、10月に入って毎日のように雨が降ったもので、とんでもないところに来ちゃったもんだと思ったくらい。西岸海洋性気候帯なので、北緯49度以北のBC州でも気温が氷点下に下がることはあまりないし、雪はごくたまに降る程度なんだけど、ラニーニャの冬はマイナス2桁の寒波が来たり大雪が降ったりするから大変。なにしろ5センチ積もっただけでも生活は大混乱なのに、20センチとか30センチも積もったら日常生活はストップしてしまう。

おもしろいのは、いつも雪が降るたびに慌てて雪かきシャベルを買いに走る人が多いこと。ガレージの隅にでもおいとかないのかなと思ってしまうけど、あんがいガレージの隅に埋もれて肝心なときに見つからないのかもしれないな。メトロバンクーバーのほとんどの市に雪が降ったら午前10時までに自宅や店の前の歩道を除雪するという条例があって、放っておくと安くない罰金を取られる。バンクーバーの旧居は角地だったので、カレシは家の前と横を合わせて40メートル以上もある歩道の雪かきに文句たらたらだったけど、この雪かき義務を遂行していて心臓発作を起こす高齢者が毎年けっこういるらしい。

でも、街中のマンション暮らしになってからは、雪が降ったって管理会社が全部めんどうを見てくれるから、もうラニーニャの冬の大雪なんかへぇ~っちゃら。寒くてもへっちゃらなんだけど、ワタシは手袋を持ってないんだった。この冬は買っておいた方がいいかな。それにしても、パイナップル特急は数珠つなぎで来ることが多いけど、明日も明後日も明々後日もずっと雨と風と言うのはやっぱりちょっとうんざりだなあ。