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桜色の空で明けました。
その空は、アン なら
「色彩の精というものがあるなら、
こんな感じのものではないかしら・・・」
と、 言ったことでしょう。
でもその後、一面の灰色の空に・・・。
その間、10分もなかったと思うのですが、
春色の空から一気に厳冬の冬の空へ。
今日は、このままの空かと、覚悟を決めましたら・・
結構、いいお天気になりました。
肌に当たる風は冷たいけれど、冬日和でした。
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ピッタリの飲み物、
『生姜湯』 にしてみました。
私は毎朝、手作りの濃厚な?
生姜湯を飲んでいますので、
今更、市販のそれでもないのですが、
偶にはこんな生姜だけのシンプルな
物が、飲みたくなりました。
それに、お湯だけ注げばいいので
手軽です。幾分、甘味は強い気が
しますが、美味です。
思わず、“これぞ、日本の味”
~なんて言ってしまいそうですが、
あのアンの時代にさえあったのですから、
そうでもないのですね。 (「マリラの生姜湯」)
ところで、山田憲太郎著 『香料』 に拠れば、
北宋8代皇帝、徽宗(きそう) に献上された物の中に
ペルシャ産の 『薔薇水』 があったとか。
衣裳に注ぐと、馥郁とした匂いは、
数年経っても消えず、硝子瓶の中に納め、
栓を蝋で密閉しても、その香気は
瓶を徹して匂ったと言います。
それは薔薇の花から抽出した微量の油分だけを集めたとも。
数年経っても消えない香りなんて、そんな物があるのかと、
信じられない思いですが、あったのでしょうね。
もし、そうならば、薔薇のオイル、僅か1滴、1,000円も
惜しくはない気がしますが、果たしてどうなのでしょうか・・・。