【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夢の薔薇水

2007-01-20 18:01:15 | ハーブと香り雑学
   今朝は、こんなほんのり
  桜色の空で明けました。

   その空は、アン なら
  「色彩の精というものがあるなら、
  こんな感じのものではないかしら・・・」
  
  と、 言ったことでしょう。

   でもその後、一面の灰色の空に・・・。
  その間、10分もなかったと思うのですが、
  春色の空から一気に厳冬の冬の空へ。

   今日は、このままの空かと、覚悟を決めましたら・・
  結構、いいお天気になりました。
  肌に当たる風は冷たいけれど、冬日和でした。



   今日は、そんな寒い冬の日に
  ピッタリの飲み物、
  『生姜湯』 にしてみました。

   私は毎朝、手作りの濃厚な?
  生姜湯を飲んでいますので、
  今更、市販のそれでもないのですが、
  偶にはこんな生姜だけのシンプルな
  物が、飲みたくなりました。

   それに、お湯だけ注げばいいので
  手軽です。幾分、甘味は強い気が
  しますが、美味です。

   思わず、“これぞ、日本の味” 
  ~なんて言ってしまいそうですが、
  あのアンの時代にさえあったのですから、
  そうでもないのですね。 (「マリラの生姜湯」

   ところで、山田憲太郎著 『香料』 に拠れば、
  北宋8代皇帝、徽宗(きそう) に献上された物の中に
  ペルシャ産の 『薔薇水』 があったとか。

   衣裳に注ぐと、馥郁ふくいくとした匂いは、
  数年経っても消えず、硝子瓶の中に納め、
  栓を蝋で密閉しても、その香気は
  瓶を徹して匂ったと言います。

   それは薔薇の花から抽出した微量の油分だけを集めたとも。
  数年経っても消えない香りなんて、そんな物があるのかと、
  信じられない思いですが、あったのでしょうね。

   もし、そうならば、薔薇のオイル、僅か1滴、1,000円も
  惜しくはない気がしますが、果たしてどうなのでしょうか・・・。