【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

すみれ色の季節

2007-01-27 18:03:53 | 香る庭の花綴り
 
          暁の空                   1時間後(日の出直前)

   仄かにすみれ色に染まった空は、
  ふと今が冬だという季節を忘れそうです。

   そんな空と同様に、
  今日は本当に暖かい朝となりました。

   昨日も暖かかったのですが、
  それでも朝は冷え、三色すみれを初め、
  庭の花々も、カチカチに凍ったように
  なっていました。

   翻って今日はまるで春!! 
  その春の? 光を受けて花たちも、
  ことほか、嬉しそうに感じます。

   精一杯、太陽の惠みを受けるかのように、
  花びらを開いています。








 



   少しばかり大振りの “三色すみれ” と “すみれ”・・・。
  同じ“すみれ”だけれど、私は小さなすみれの方が、
  やはり好きです。

   昔、古いフランス映画で、街角の花売り娘から、
  すみれの花束を買った男性が、愛する女性にさり気なく
  すみれの花束を渡すシーンを観た記憶があるのですが、
  薔薇の花束と違って、これも大袈裟でなく、
  さり気ない所が又、素敵でした。

   そう言えば・・すみれ色って、紫色ですから、
  いいえ、この場合はヴァイオレットと言った方が、
  何だかお洒落ですね。
  そんなヴァイオレットのすみれは、心が和みます。

   アンの世界 には、言わずと知れた、
  『すみれの谷』 なるものがあります。

   芭蕉の句にも、 『山路来て何やらゆかしすみれ草』 
  とありますので、本物の春が来ましたら、
  野生のすみれの花摘みに出掛けるのというのも
  何となく素敵な気分です。