

昨日は、とんと姿を見せなかった赤トンボや蝶。
今日は朝から千客万来です。
朝のゴミ捨てから戻った時、
玄関の階段に置いているペチュニアに、
昨日、きたあかりさん のブログで見掛けたような
蝶が止まっていました。
なのに・・肝心な時に、カメラがない!
トンボなら例の如く待っていてくれるのですが、
蝶は、そんな訳には行きません。
結構、長い事止まっていてくれただけに残念です。
そんな気持ちを知ってか知らずか、
トンボは相変わらず私の周りをぐるぐる・・。


私の肩に止まります。
“肩に止まってくれるのは
私だけ~♪”
なんて自惚れていましたら・・。
「肩に来て 人懐かしや
赤トンボ」 ~夏目漱石
かの夏目漱石が、こんな歌を
詠んでいるではありませんか。
トンボって、人懐っこいのですね。
そして・・。つい先日、“朝顔最終章”
~なんて記しておきながら、
ここに来て、こんな風に乱れ咲いて? おります。
頂いたコメントにも書き込んだのですが、
ピアノ協奏曲で言えば、「コーダ」 の部分の今は、
「カデンツァ」 のようなものかも知れませんね。
フィナーレは、もう少し先・・。
ほっと胸を撫で下ろしている私がいます。
“・・・8月の午後は、古代詩などを読むよりは、
夢想に耽るのに相応しかった。
斜面を成した畑は、
青いもやに包まれて豊かな収穫を約束している。
そよ風が微かな音を立ててポプラの木々に囁き、
桜の果樹園の片隅には、薄暗い若樅の茂みを背に、
燃えるような赤いケシの花が首を振っていた。・・・・・”
【「アンの青春」 第1章】

昼間からはからずも、エアコンの中にいます。
今はもう9月ですが、 『アンの世界』 の、
こんな描写がぴったりです。
因みに我家では・・。赤いケシの代わりに、
燃えるようなカンナの花が、首を振っていました。
カンナが大好きな筈の赤トンボは・・。
私を焦らすだけ焦らした後、クルクルッと回って、
どこかへ飛んで行ってしまいました。