【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

立ち止まった季節~その2

2007-09-05 18:00:01 | 香る庭の花綴り
 


 


   昨日は、とんと姿を見せなかった赤トンボや蝶。
  今日は朝から千客万来です。

   朝のゴミ捨てから戻った時、
  玄関の階段に置いているペチュニアに、
  昨日、きたあかりさん のブログで見掛けたような
  蝶が止まっていました。

   なのに・・肝心な時に、カメラがない! 
  トンボなら例の如く待っていてくれるのですが、
  蝶は、そんな訳には行きません。

   結構、長い事止まっていてくれただけに残念です。
  そんな気持ちを知ってか知らずか、
  トンボは相変わらず私の周りをぐるぐる・・。








   今日もやっぱり、ス~ッと来て、
  私の肩に止まります。

   “肩に止まってくれるのは
  私だけ~♪”
  なんて自惚れていましたら・・。

  「肩に来て 人懐かしや 
      赤トンボ」
 ~夏目漱石

   かの夏目漱石が、こんな歌を
  詠んでいるではありませんか。
  トンボって、人懐っこいのですね。

   そして・・。つい先日、“朝顔最終章” 
  ~なんて記しておきながら、
  ここに来て、こんな風に乱れ咲いて? おります。

   頂いたコメントにも書き込んだのですが、
  ピアノ協奏曲で言えば、「コーダ」 の部分の今は、
  「カデンツァ」 のようなものかも知れませんね。

   フィナーレは、もう少し先・・。
  ほっと胸を撫で下ろしている私がいます。

   “・・・8月の午後は、古代詩などを読むよりは、
  夢想にふけるのに相応ふさわしかった。
  斜面を成した畑は、
  青いもやに包まれて豊かな収穫を約束している。
  そよ風が微かな音を立ててポプラの木々に囁き、
  桜の果樹園の片隅には、薄暗い若もみの茂みを背に、
  燃えるような赤いケシの花が首を振っていた。・・・・・”
   
                                  【「アンの青春」 第1章】


   こちらは今日も最高気温が34度。
  昼間からはからずも、エアコンの中にいます。

   今はもう9月ですが、 『アンの世界』 の、
  こんな描写がぴったりです。

   因みに我家では・・。赤いケシの代わりに、
  燃えるようなカンナの花が、首を振っていました。

   カンナが大好きな筈の赤トンボは・・。
  私を焦らすだけ焦らした後、クルクルッと回って、
  どこかへ飛んで行ってしまいました。