“天高く馬肥ゆる秋”、それを彷彿させる、
こんな空で明けましたが・・。
今日も変わらず残暑厳しい一日になりました。
“西の空には鯖の縞を思わせる
雲が浮かんでいた ――
真紅と琥珀色で、その間から
アップル・グリーンの空が、
長い縞のように現れていた。
向こうの方には、夕日に煌く海が光り、
黄褐色の海岸からは、
絶えず様々な水の声が聞こえて来た。・・・”
【「アンの夢の家」 第3章】
夜明けの空と夕空の違いこそあれ、空の美しさは、
『アンの世界』 と、何ら変わりないようですね。
今、この時間の空は、遥か向こうに
小さな白い雲があるだけで、
青い空は、どこまでも冴え渡っています。
さて、今日はちょっぴりアンを気取って・・。
アンの絵本から 『優雅なお散歩に持ちたい手作りのバッグ』
を真似て、こんなバッグを作ってみました。
布に、ビーズとスパンコールを縫い付けただけの物です。
と言っても、優雅なお散歩には、程遠い日常ですが・・。
それに引き換え、この絵本の挿絵のように、
『アンの世界』 の散歩は、
フリルの付いたパラソル、金褐色のけしの花で、
ぐるりと飾った帽子等など・・
何とも優雅です。
空想の世界では、夢は限りなく広がります。
それにしても、Tシャツでは興ざめですね。
この小さなバッグは、
二つ折り財布はかろうじて入りますが、長札は入りません。
後は小銭入れと鍵程度。
近所の友人の所に行くのには、重宝しそうです。
小さな袋は、極力作るまいと思っているのですが、
最近の私は根気がなくなってしまい、この有様です。
ただ、このバッグ、持っただけで、
パッと心が華やぐ事だけは、間違いないようです。