

珍しく蝉の鳴き声も聞いたのですが・・。
ただ、その声は、か弱く、淋しく感じられます。
こうなって来ると、一時のあの騒々しさすら、
妙に懐かしくなって来るから不思議です。
それに代わるように、朝の虫の声。
どうやらキリギリスのようです。
こちらは、「自分達が主役・・」 とばかり、
その存在を主張し? 大合唱です。
この小さな庭にも花ばかりか、
様々なドラマが展開しているようです。
「名もない花に 春を感じて そよ吹く風に 夏を見つけた
散り行く花に 秋を感じて 雪の白さに 冬を見つけた」
~とは、昨日も記した、松山千春の今度は、
『生きがい』 という曲の中の一節です。
四季があるっていいですね。
そんなこんなで、今日は紫陽花にこだわってみました。
梅雨の間、雨が殊の外、よく似合い、
その色を七変化させ、私たちの目を楽しませてくれた紫陽花。
でも、それだけでなく、
庭で立ち枯れたままのそれも結構、絵になります。
そして・・先日、ドライフラワーにした物。
今度は、イタリー製の青い壺に挿してみました。
意外や意外・・。土物に限らず、よく合います。
すっかり 「秋色紫陽花」 となりました。

絵と言えば・・星野富弘氏の詩歌集にも
「秋の紫陽花」 を見つけました。
紫陽花は、人の心を惹き付ける
何かがあるのかも知れませんね。
ところで、つい先程夕立がありました。
少しは涼しくなるかと思ったのですが、相変わらずです。
でも、雨上がりって綺麗ですね。
『アンの世界』 には、遠く及ばないかも知れませんが、
似たような光景は繰り広げられました。
“太陽が、濡れた木々にキラキラと輝いた。
白雲の切れ目から眩いばかりの青空が現れた。
遥か彼方の山は、まだ雨が煙っていたが、
眼下の谷間は、桃色の霧がこぼれ出るかに見えた。
周囲の森は春のようにピカピカと飾り立て、
鍛冶場に枝差し伸べる楓の大木では、
小鳥が本当に春と思い込んだらしく歌い出したほど、
急に辺りは、驚くほど爽やかに美しくなった。”
【「アンの幸福」 第2年目2.】