

こちらは、快晴の冬日和になりました。
日溜まりにいると、今が冬である事を忘れさせてくれるような・・
そんな天気です。
そして朝は、こんな空の変遷ショーに、しばし見とれていました。
朝6時半から僅か1時間位の間の出来事です。
“あの空の向こうには、どんな景色が・・?
あの山の向こうには・・?”
空は、いくらでも想像力を膨らませてくれますね。
“その日の夜明けは、真珠のように白く、
ダイヤモンドのように透明だった。
駅の裏にある高い香りの若樅の林は、霜に覆われていた。
冷たい有明の月は、西の雪の原の上にかかっていたが、
黄金色の綿毛のような朝日は、
炉辺荘の楓林の上に輝いていた。”
【「アンの娘リラ」 第18章】
『アンの世界』 と違って、
こちらは、「白い夜明け」 と言った感じは、あまりありません。
「白」 が雪のことであるなら仕方ないことですが。
それでも少しずつ、少しずつ・・夜が明けて行く様を眺めるのは、
とても感動的で、いくら見ていても飽きません。

いつかアンが住んでいた、柳風荘(ウィンディ・
ウィローズ)のように、西の空も眺める事が
出来たら・・と、願わずにはいられません。
そして、今日一番のプレゼント!
薔薇の蕾が綻びました。
と言っても残念ながら、
あの待ち望んだものでは、ありません。
紫陽花の陰で、ちょっぴり背丈の低い薔薇が、
いつの間にかひっそりと咲いていました。
私の先日来の大騒ぎをこの薔薇は、
どんな思いで眺めていたことでしょう。
“こっちを見て・・” と、
精一杯の力を振り絞って、花開いたのかも知れませんね。
早速、花瓶に挿しました。お陰様で、一気に春が来たようです。



