【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

優しい花

2007-12-20 16:53:46 | 四季のスケッチ




   




   こちらは、快晴の冬日和になりました。
  日溜まりにいると、今が冬である事を忘れさせてくれるような・・
  そんな天気です。

   そして朝は、こんな空の変遷ショーに、しばし見とれていました。
  朝6時半から僅か1時間位の間の出来事です。

   “あの空の向こうには、どんな景色が・・? 
  あの山の向こうには・・?” 
  空は、いくらでも想像力を膨らませてくれますね。

   



   “その日の夜明けは、真珠のように白く、
  ダイヤモンドのように透明だった。
  駅の裏にある高い香りの若もみの林は、霜に覆われていた。

   冷たい有明の月は、西の雪の原の上にかかっていたが、
  黄金色の綿毛のような朝日は、
  炉辺荘の楓林の上に輝いていた。”
  
                                  【「アンの娘リラ」 第18章】

   



   『アンの世界』 と違って、
  こちらは、「白い夜明け」 と言った感じは、あまりありません。
  「白」 が雪のことであるなら仕方ないことですが。

   それでも少しずつ、少しずつ・・夜が明けて行く様を眺めるのは、
  とても感動的で、いくら見ていても飽きません。



   東の空が、こんなに感動的であるのなら、
  いつかアンが住んでいた、柳風荘(ウィンディ・
  ウィローズ)のように、西の空も眺める事が
  出来たら・・と、願わずにはいられません。

   そして、今日一番のプレゼント! 
  薔薇の蕾が綻びました。

   と言っても残念ながら、
  あの待ち望んだものでは、ありません。

   紫陽花の陰で、ちょっぴり背丈の低い薔薇が、
  いつの間にかひっそりと咲いていました。

   私の先日来の大騒ぎをこの薔薇は、
  どんな思いで眺めていたことでしょう。

   “こっちを見て・・” と、
  精一杯の力を振り絞って、花開いたのかも知れませんね。
  早速、花瓶に挿しました。お陰様で、一気に春が来たようです。