
昨日の空から一転して、今日は雨となりました。
それにしても、一夜にしてこんなにも変わるのですね。
11月の下旬頃は、午後4時半でも薄暗かったと思うのです。
昨日は、薄ら、すみれ色の空を見ながら、
それこそ、あっちにフラフラ・・こっちにフラフラ・・
と、道草しながら帰宅したものです。やがて・・・。
ここは私なんかが記すより、
アンのこんな言葉で代弁すると致しましょう。
“日は沈み、灰色がかった淡紅色に深く染まった空は、
物思いに沈む木々の後ろで色が薄れ・・・”
【炉辺荘のアン」 第2章】
こんなロマンティックな黄昏の中を戻って来ました。
それにしても、素晴らしい表現力です。
私に、これだけの文章力があったら・・
と思わずにはいられません。

『カフェ 「薔薇の詩( ポエム)』
の開店です。(前回は 【こちら】 )
こうなりますと、1年の
締めくくりは、やはり薔薇茶で。
本当は、“薔薇色の陽が
射す冬の日の午後”
がいいのですが、こんな
雨の日になってしまいました。
こんな薔薇色のお茶は、
視覚で捉えた方がいいですね。
冬ですが薔薇の硝子のカップに
致しましょう。お気に入りです。
喉を潤す一杯のお茶。
定番の薔薇のマットに、薔薇の香りの蝋燭。
薔薇尽くしにしてみました。
温かく薫り高いお茶が入りましたよ~!
今日は、久し振りに星野富弘氏の薔薇の詩をお届けしたいと思います。
冬の薔薇
天気予報が雪を告げる日
それでもオレンジ色の蕾を用意して
咲いている一枝の薔薇
生きるって
こういう ことなのか
星野富弘~『花の詩画集「あなたの手のひら」』 より