今朝は、こんな雲一つない
夜明けを迎えました。
従って案の定と言いますか、
かなり冷えました。
と言っても、居間の温度計は、
10度を少し上回った所で止まって
いるのですが・・。
日中は写真の通り、↑
晴れ渡り、ぽかぽか陽気に。
この季節になると、毎年のように
思い浮かぶのは、「春は名のみの風の寒さや・・」~
「早春譜」 のメロディーです。
暦の上ではもう春ですが、
まだまだ風は冷たく、
なかなか春を実感出来ません。
この歌の詩は、
まさにぴったりで、心に沁みますね。
『赤毛のアン』 にも、
“春は詩人になれる・・” という、
フレーズがありますが、日本でも、
万葉の昔からそうだったようですね。
どうやら春を待つ気持ちは、
世界共通のようです。
「春隣」 「春淡」 「春遠からじ」 「明日の春」 等など・・。
美しい言葉が並びます。
と同時に、やはり人々の待ち切れない春の希(ねが)いが、伝わって来ます。
さて、本当に久し振り・・
道草です。
行きは、コートにマフラー姿
ですと、暫くすると暑い位でしたが、
帰りはさすがに風が冷たくなって
います。
まだまだ冬枯れの野原。
それでも今日は、お天気が良いので
前回ほど色彩がない・・なんて、
感じずに済みました。
それに、ふとした拍子に、
光が緩んでいるように感じたり・・。そんな中・・行きつ戻りつした甲斐がありました。
今年最初の、水色の小さな花、「オオイヌノフグリ」(別名:星の瞳)を発見。
しかも群生しています。それでも・・。
“こんなに早く咲くものなの・・?” なんて、嬉しいクセに思ってみたり・・。
その心は、複雑です。そして、そして・・。
通りすがりにいつも眺めていた、桜の木。
“冬芽は・・?” なんて楽しみにしていましたら・・。な、何と根元からバッサリ。
私達がこちらに越して来るずっと前からここにありましたのに・・。
なぜか、この木だけは大丈夫、なんて思ってもいましたのに。
これで犠牲になった? 桜の木は3本です。
“その春、ベル氏が残酷にも裏手のあの小さな木の塊を
切り倒してしまったからである。
アンは、木の切り株に座って泣いたが、
そのロマンティックな味も感じない訳ではなかった。”