【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

早春の貌

2009-02-07 19:00:00 | 路傍の花~道草


   今朝は、こんな雲一つない
  夜明けを迎えました。

   従って案の定と言いますか、
  かなり冷えました。

   と言っても、居間の温度計は、
  10度を少し上回った所で止まって
  いるのですが・・。

   日中は写真の通り、↑ 
  晴れ渡り、ぽかぽか陽気に。
  
   この季節になると、毎年のように
  思い浮かぶのは、「春は名のみの風の寒さや・・」~
  「早春譜」 のメロディーです。

   暦の上ではもう春ですが、
  まだまだ風は冷たく、
  なかなか春を実感出来ません。

   この歌の詩は、
  まさにぴったりで、心に沁みますね。

   『赤毛のアン』 にも、
  “春は詩人になれる・・” という、
  フレーズがありますが、日本でも、
  万葉の昔からそうだったようですね。

   どうやら春を待つ気持ちは、
  世界共通のようです。

   「春隣」 「春淡」 「春遠からじ」 「明日の春」 等など・・。
  美しい言葉が並びます。
  と同時に、やはり人々の待ち切れない春の希(ねが)いが、伝わって来ます。

   さて、本当に久し振り・・ 
  道草です。

   行きは、コートにマフラー姿
  ですと、暫くすると暑い位でしたが、
  帰りはさすがに風が冷たくなって
  います。

   まだまだ冬枯れの野原。
  それでも今日は、お天気が良いので
  前回ほど色彩がない・・なんて、
  感じずに済みました。

   それに、ふとした拍子に、
  光が緩んでいるように感じたり・・。そんな中・・行きつ戻りつした甲斐がありました。

   今年最初の、水色の小さな花、「オオイヌノフグリ」(別名:星の瞳)を発見。
  しかも群生しています。それでも・・。

   “こんなに早く咲くものなの・・?” なんて、嬉しいクセに思ってみたり・・。
  その心は、複雑です。そして、そして・・。

   通りすがりにいつも眺めていた、桜の木。
  “冬芽は・・?” なんて楽しみにしていましたら・・。な、何と根元からバッサリ。

   私達がこちらに越して来るずっと前からここにありましたのに・・。
  なぜか、この木だけは大丈夫、なんて思ってもいましたのに。
  これで犠牲になった? 桜の木は3本です。

   “その春、ベル氏が残酷にも裏手のあの小さな木の塊を
  切り倒してしまったからである。
   アンは、木の切り株に座って泣いたが、
  そのロマンティックな味も感じない訳ではなかった。”