【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

心の雨宿り

2009-02-21 16:16:16 | 心の宝石箱

【チェリー・セージ】

   今日は、こんな空で明けました。
  朝一番に空を見る時のわくわく感。
  
   それは、“ときめき” ・・と
  言った方がいいのかも知れません。

   それに、もう一つ。
  空が見えた事の安堵感。
  
   これは、
  かつてはなかったものですけれど。

   ともあれ、こんな風にして、
  私の一日は始まります。

   そんな中で、早くもチェリーセージが、その可愛い、赤い花を開きました。
  それにしても・・このセージ、かなり遅くまで花を付けていた筈です。
  最後の花(12月)を終わらせてから、たった2ヶ月です。

   冒頭の写真では一番乗りとなっていますが、実際は2番目。
  一番乗りは、「蔓日々草(ツルニチニチソウ)」 です。

   余談ですが、その 【蔓日々草】 、たった1輪だけ本当に長い間咲いていましたが、
  昨日、その花びらを落としているのに気付きました。

   これらは本当は、4月の花だと思うのですが、今年はいずれにしても早いです。
  生態系の異変でなければいいのですが・・。



   “エミリーは、書籍や新刊雑誌の匂いが快い香料のように
  鼻を打つ、“本屋”の店を渋々立ち去り、
  風の吹きすさむ、寒いプリンス通りを歩いた。・・・”
      
                                       【「エミリーはのぼる」 第8章】

   ところで、 上記の描写、本当にそうですね。
  私も、なぜか・・この本の匂い好きです。

   最近こそ、足は遠のきましたが、同時に夢の一杯詰まった場所でもありました。
  今、流行りのリサイクル書店には、この匂いありませんもの。

   ところで、司馬遼太郎著 『世に棲む日々』 を読了してから歴史小説に目覚めた筈でした。
  それなのに、あれから読んでいる本と言えば又々、こんな肩の凝らない推理小説です。
  ちょっと一休みのつもりが、何をか言わんと言ったところですね。

   その本とは、内田康夫著 『華の下にて』。
  所謂(いわゆる)、テレビでもお馴染みの “浅見光彦シリーズ” です。

   それでも、さすがに本ですね。今度は、華道界の事が詳しく描かれています。
  例え推理小説でも、そこから派生して吸収する知識は、結構あります。

   それにも増して、こんな気軽な本は心の雨宿りの場所にもなってくれ、
  ちょっとした日常の憂さも晴らしてくれる、本当に有り難いものでもあるのです。