


今日は時折、風花の舞う寒い一日となりました。
午後6時現在の、PC表示上の気温が、5度なのですから、
昨日の気温とは、雲泥の差になっています。
起床時には、屋根に薄らと雪も降りていました。
でも不思議な事に・・朝は、それほど寒さは感じません。
生憎、温度計を見るのを忘れてしまったのですが・・。
そして、ご覧のように・・今朝も空がありました!
澄み切ったいつもの空が、そこにあると、ほっとします。
おまけに南の空には、「有明の月」 も優しい顔を覗かせていて・・
嬉しさも倍増です。今日は、「下弦の月」 なのですね。
今宵は、どんな顔を見せてくれるのでしょうか。

肌を刺す風が冷たい一日でした。
おまけに前述の如く、風花も舞います。
そんな日なのですが・・。
今日も出掛けた帰り道、廻り道。
足は、いつものリラ版 「恋人の小径」 に
どうしても向ってしまうのです。
つい2か月前、その葉っぱを黄色に
染め、あの落葉を舞い踊らせた銀杏の
木は、見事に枝だけ・・。
勿論、近付いて良く見ますと、もうしっかり新芽を用意しています。
その葉っぱを、今度は緑に染めるのも、もうすぐですね。
“夢見るような、そこはかとない神秘的なヴェールのような
冬の黄昏が、グレン村の上に立ち込めていた。”
【「アンの娘リラ」 第18章】
“あの喋ったり食べたりしている人達の後ろに立ち、
影の衣装をつけ、星の目をした美しい婦人のように、
夕闇が静かに庭や丘に忍び寄るのを見た時・・・ 略 ・・・”
【「エミリーはのぼる」 第1章】
『アンの世界』 の黄昏は、それは、それは美しいようです。
↑ のような記述を何度も目にします。私にとっての黄昏の一番美しい時・・。
それは、以前にも記したと思うのですが、2月の今の季節です。
ある思い出と絡まって・・? の事ですが・・。
もう日も長くなって来ました・・。でも、夏とは違う・・浅い春の黄昏。
希望がそこはかとなく・・見える季節だからかも知れません。