【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

早春の淑女

2009-02-28 17:17:17 | 四季のスケッチ


   2月最後の今日は、やっとこんな
  空が戻って来ました。快晴です。

   何日振りの事でしょう。
  そのせいか・・今朝は殊の外寒く、
  感じられたものです。

   起床時の気温は12℃。
  昨日が雨降りにも関わらず、
  13℃でしたから、この時期の僅か
  1℃の気温の差は感じ方が
  激しいのかも知れませんね。

   しかしながら日中は、
  春本番の暖かさになりました。

   そして、その空は淡い青です。浅葱(あさぎ)色とでも言うのでしょうか・・。
  この色こそ、早春の色・・という気がします。

   「木の葉の落つるも、まづ
  落ちて芽ぐむにあらず、
  下よりきざしつはるに堪へず
  して落つるなり」
   ~「徒然草」

   ところで、
  空に向かって伸びている冬木立・・。

   葉っぱを落としているものも、そうでない
  ものも美しいな・・と思って眺めたものです。
  
   それは、公園の木だったり、
  雑木林のそれだったり・・。
  
   しかしながら、こうして季節は巡り、いつの間にかその葉っぱを落とした木々も、
  芽吹いて来ました。尤も最近、その木々達も慌ただしさを増した気もしますが・・。

   冬の森が美しい事は、
  『アンの世界』 でも実証済みですね。

   でも、今頃の季節、早春の森も、
  さぞかし美しいのではないでしょうか・・。

   まだまだ秋の落葉も、
  地面を覆っている事でしょう。

   でも、枝にはこうして新芽を吹き、
  華やぎの春の装いの準備をしている・・。
  あそこにも、ここにも・・。

   茶色になって朽ちた葉と、
  いかにも瑞々しい萌葱(もえぎ)色の新芽。
  こんな対照的な光景が見られるのでしょうね。

   そして、今度は青々と茂る緑陰を作り、
  やがて木枯らしの中で落葉の季節を迎える・・。
  
   それが四季のある我国の森や林の姿でしょう。
  今日の小さな我庭の木を見て・・ふと、そんな風に思った次第です。

   そうそう、もう少し暖かくなりましたら・・。
  いつかの・・あの径の向こうの森に出掛けてみましょう。
  「妖精の棲む森」 ならいいのですが・・。でも、きっと 「詩」 は見えますね。