【藪蘭(ヤブラン)】
【藜(アカザ)】
【含羞草(オジギソウ)】↓
“エッ!?”
思わず目を疑いました。
何気に目を遣った温度計は、
既に30度を示しています。
時刻は午前7時を少し廻った頃。
今夏、一番早い時間での30度越え。
例年でしたなら、少なくとも
午前中は我慢していたクーラー。
今年だけは朝からフル稼働です。
それにつけても羨ましいのは 『アンの世界』。
暑い8月ではなく、せいぜい暖かい8月、快い8月の午後なのですから。
“・・・ 略 ・・・アンが座っている側の窓からは、
かぐわしい匂いをたたえた、
快い8月の午後 の日光にあたためられた空気が流れ込み、
外ではポプラの枝が風にサワサワと音を立てて揺れていた。
その向こうには 『恋人の小径』 が人の心を魅するように
曲がりくねって奥の森に続き、今なお赤い実りをふんだんに
付けている古い林檎林が見えた。・・・ 略 ・・・”
【「アンの夢の家」 第1章】
さて、今日の庭は、奇しくも大好きな薄紫色に染まっています。
我が家の庭に咲く、野の花です。
庭の片隅に咲いた 「藪蘭(ヤブラン)」 に、もう一つは 「藜(アカザ)」。
そして 「含羞草(オジギソウ)」。(別名 「眠り草」)
しかも、「藪蘭(ヤブラン)」、「藜(アカザ)」 は自然に生えたもの。
藪蘭は長いこと、抜いても抜いても葉っぱだけ生えて来ていたものです。
いつの頃からでしょう、薄紫色の花を咲かせるようになったのは・・。
藜に至っては、いつしか消失してしまっていましたのに、
つい最近、ゼラニウムの鉢の中に見つけました。その時の驚き。
ところで、「藪蘭(ヤブラン) は「忍耐」、「隠された心」。
「藜(アカザ)」 は、「恥じらい」。
「含羞草(オジギソウ)」 は、「感傷的な心」。
もう、お分かりですね。控え目で、ひっそりとしたこれらの花にふさわしい花言葉。
薄紫色の花と同様、ここにも共通点があるように思います。