【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

白い魔法

2011-02-11 16:16:26 | 四季のスケッチ



【雪の華】


   連休初日、「建国記念の日」
  今日は、一面の銀世界。

   見慣れたいつもの景色は、
  一変していました。
  まさに白い魔法。

   大雪に見舞われた地方の方には
  本当に申し訳ないのですが、
  雪などめったに見る事の出来ない
  私達には何よりの贈り物なのです。

   この何とも言えないワクワク感は、
  抑えようもありません。
  こんな悲喜交々(ひきこもごも)の雪。
  
   でも 「雪は五穀の精」 とも言って、
  豊年の前兆でもあるそうですね。
  何だかほっとします。

   『アンの世界』
  一歩近付いた今日。

   そんなこんなで・・こんな時こそ、その世界に近い描写があるのでは・・
  と探しましたが、今日に限ってピッタリの表現がなかなか見つかりません。
  それにしても 『アンの世界』 は、私達の比ではない冬の厳しさです。

   “(略) ・・・ ガラス窓に凍りついた霜に
  サラサラと低い囁きを立てて当たっている雪は、
  取り乱している彼女をこっそりとあざ笑っているようである。
   
   物置の隅にぼんやり雪に包まれた三つの乾草堆ほしぐさづかは、
  肩を震わせて彼女の予言を笑っているらしかった。
  外に映っているストーブの火は
  杉の木の下の小人の篝火かがりびのように見えた。
  森を抜けた向こうは限りない広さの白い嵐であった。・・・ (略)”

                              【「エミリーはのぼる」 第20章】

   いつもでしたら、降ってもほどなくやむ雪。
  今日は、午前中一杯、降り続きました。尤も天気予報通りですが・・。

   起床時こそ12度あった室温も、その後の気温上昇は鈍いものになっています。
  この時間には、写真の雪も解けてしまいましたが、外は冷蔵庫の中のよう。
  このままでは今夜は相当冷えそうです。