【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

アンティークローズという色の誘惑

2011-02-13 15:52:15 | 四季のスケッチ






   連休最後の今日は、
  雲一つない空で明けました。

   一面の銀世界もいいけれど、
  スカッと晴れ渡った空の
  気持ち良いこと!

   とは言え、こんな日は・・・
  案の定と言いますか、
  如露の水は凍っていました。

   ただ一頃のように
  カチカチではありません。
  水は動いていますので、水やりは十分可能です。

   おまけに太陽は、日光を出し惜しみしていませんので、
  思いの外、暖かく感じられます。

   さて先日も申しましたが、今が 「冬萌の季(とき)」
  (枯れ木のように見える枝にも、新芽がちゃんと用意されている)
  であるとは言え、パンジーや山茶花以外に花が淋しい季節である事は紛れもない事実です。

   でも良くしたもので、こんな時、
  思わず葉っぱの美しさに目を奪われ、ハッとする事もしばしばです。

   例えば薔薇。
  先日の、ゼラニウムの朱のような鮮やかさこそありませんが、
  ついこの間まで濃い緑色だったものが、葡萄酒色と言いますか・・
  アンティークローズ色に色を変え・・。

   その色は、ゆっくり、ゆっくり・・寝かせた極上ワインの色。
  それこそ、“醸(かも)し出す” という表現がぴったりの色です。
  さすが薔薇・・と、驚嘆の声を上げずにはいられません。

   一方、三つ葉のオレンジの葉っぱ。こちらは苺です。
  勿論、薔薇は花の美しさを、苺はその果実を誇っているのですね。

   本来なら注目される筈のない花や果実の存在しない、単なる葉っぱ。
  それでも人知れず、こんな努力? をしている事を知りました。
  美しいものは、注目されない部分も美しい・・という事なのでしょうね。