
今朝は全く雲一つない空で明けました。快晴。冬日和。
如露の水も、カチカチに凍っています。これは今年になって、もう数え切れない程。
昨年までは暖かい冬でしたから、ほとんど記憶にありませんのに。
一気に記録更新のようです。
ただ、その割には白く霞がかかっていた今朝。
でも今日は、この時間(午後3時)になっても何もない空は変わりません。
どこまでも水色の空が広がっています。
太陽燦々の日溜りにいると本当に春のよう。
ふと、それにつられて外に出ましたら、思わぬ空気の冷たさにびっくりです。

昨日の影響ではありませんが、
いいえ、多分に受けていますね。
テーブル周りをちょっと
異国風にしてみました。
今、音吉たちの乗った船は、
ポルトガル辺りを南下中ですので・・?
何だかお部屋に
一気に春が来たみたい・・。
~なんて。
それはさて置き、今日も昨日の続きを少々。
音吉、久吉、岩吉(岩松を改名)の3人は、
日本では迫害されているキリスト教に出会います。
キリスト教は邪悪で怖い宗教だと思っていた彼ら3人。
見聞きする度に不思議な思いに包まれます。
そんなこんなで・・今日は、私も聖書なるものを引っ張り出して来ました。
この聖書、勿論 『アンの世界』 でも度々登場して来ますし、
三浦綾子も例に洩れません。
もう少し早く紐解かねばなりませんでしたけれど。
この 『海嶺(かいれい)』 を読んでも良く分かるのですが、
日本って、本当に沢山の神がいますものね。「八百万(やおよろず)の神」 。
そんな中、今日は、クスリと笑えるエピソードを紹介したいと思います。

・・・(略) 「母さまーっ! 助けてくれーっ!」 と泣き出す者が出、1人が泣くと幾人もが泣いた。 「もう駄目だあーっ! お父っつぁまぁーっ」 と悲鳴を上げる傍らで、 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏、伊勢大神宮さま、 金毘羅さま、八幡さま・・・」 と、知る限りの神仏の名を呼んで、 「どうか助けてくだせーっ!」 と泣き叫んだ。(中略) 「・・・(略)ここにはここの神様もあるやろ。 そこにも挨拶しとかんと、義理が悪いでな。 ほら、こうやって、掌を組んで拝んどるわな。 あれは何という神様やろ。アーメンという神様やろか」 「そうやな。アーメン、アーメンと祈りが終わる時に 言うわな」 音吉も言う。 「ま、とにかく アーメン様 にもよろしく頼んでおこうか」 【三浦綾子著 「海嶺」 より】 |
