【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

異国の風

2011-02-16 15:57:57 | 心の宝石箱


   今朝は全く雲一つない空で明けました。快晴。冬日和。
  如露の水も、カチカチに凍っています。これは今年になって、もう数え切れない程。
  
   昨年までは暖かい冬でしたから、ほとんど記憶にありませんのに。
  一気に記録更新のようです。

   ただ、その割には白く霞がかかっていた今朝。
  でも今日は、この時間(午後3時)になっても何もない空は変わりません。
  どこまでも水色の空が広がっています。

   太陽燦々の日溜りにいると本当に春のよう。
  ふと、それにつられて外に出ましたら、思わぬ空気の冷たさにびっくりです。

   さて、冒頭の写真。
  昨日の影響ではありませんが、
  いいえ、多分に受けていますね。

   テーブル周りをちょっと
  異国風にしてみました。
  
   今、音吉たちの乗った船は、
  ポルトガル辺りを南下中ですので・・?

   何だかお部屋に
  一気に春が来たみたい・・。
  ~なんて。

   それはさて置き、今日も昨日の続きを少々。
  音吉、久吉、岩吉(岩松を改名)の3人は、
  日本では迫害されているキリスト教に出会います。

   キリスト教は邪悪で怖い宗教だと思っていた彼ら3人。
  見聞きする度に不思議な思いに包まれます。
  そんなこんなで・・今日は、私も聖書なるものを引っ張り出して来ました。
  
   この聖書、勿論 『アンの世界』 でも度々登場して来ますし、
  三浦綾子も例に洩れません。
  もう少し早く紐解かねばなりませんでしたけれど。

   この 『海嶺(かいれい)』 を読んでも良く分かるのですが、
  日本って、本当に沢山の神がいますものね。「八百万(やおよろず)の神」 。
  そんな中、今日は、クスリと笑えるエピソードを紹介したいと思います。

・・・(略) 「母さまーっ! 助けてくれーっ!」
と泣き出す者が出、1人が泣くと幾人もが泣いた。
「もう駄目だあーっ! お父っつぁまぁーっ」
と悲鳴を上げる傍らで、
「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏、伊勢大神宮さま、
金毘羅さま、八幡さま・・・」

と、知る限りの神仏の名を呼んで、
「どうか助けてくだせーっ!」
と泣き叫んだ。(中略)



「・・・(略)ここにはここの神様もあるやろ。
そこにも挨拶しとかんと、義理が悪いでな。
ほら、こうやって、掌を組んで拝んどるわな。
あれは何という神様やろ。アーメンという神様やろか」
「そうやな。アーメン、アーメンと祈りが終わる時に
言うわな」 音吉も言う。
「ま、とにかく アーメン様 にもよろしく頼んでおこうか」
                   【三浦綾子著 「海嶺」 より】