【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春風を誘うレース編み

2011-02-22 16:33:56 | 私の手作り夢時間



 「(略)今朝は、寝部屋の窓の外にある
 桜の木にも名前を付けたのよ。
 雪の女王 というのにしたの。真っ白なんですもの。
 勿論、いつもあんなに花を付けてる訳じゃないけれど、
 でも、咲いていると想像出来るでしょう?」
  
                         【「赤毛のアン」 第4章】 


   今朝は、起床時から
  何もない空で明けました。

   ただ少々、霞が立ち、
  空全体が珊瑚色・・いいえ、
  今日は朱鷺(とき)色に。

   自分で朱鷺色なんて言葉を
  使いながら、日本には何と美しい
  言葉があるのかと驚いています。

   朱鷺色を敢えて英語で言うなら、
  「ピーチピンク」 でしょうか・・。

   尤も桃色をそのまま英語に
  訳しただけなのですが・・。   

   一方、日本語には、同じピンクに
  どれだけの言葉があるでしょう。

   ざっと思い付くだけでも、
  牡丹色、桜色、桃色、珊瑚色・・
  そして朱鷺(とき)色。

   青味を帯びたピンクから黄色味を帯びたそれまで、
  微妙な色の違いを言葉で表現しているのですね。素敵な感性。
  せめて、これらの言葉を使う事によって廃(すた)れる事のないようにしたいものです。

   さて、のっけから少々、話が逸(そ)れてしまいました。
  こちらは今日も昨日以上の暖かさになりました。
  今日などは、外でお茶してもいいくらいに。

   昨日などは “冬が名残り惜しい・・”
  ~なんて言って置きながら、勝手なものですね。やはり気持ちは外に。
  人間の性(さが)とは、こんなものなのでしょうか。

   ところで昨日は、すっかり忘れていた、
  『赤毛のアンの本』 の副産物を与えてくれた屋根裏部屋(実は納戸)のトランク。
  一緒に昔編んだ、レース編みをも運んで来てくれました。(冒頭の写真)

   丁度、小窓のカーテンが汚れていましたので、幅の合うのをみつくろって。
  寝部屋ではありませんが、アンの部屋と同じ、東向きの窓。

   勿論、今は桜の季節ではありませんが、この小窓から桜が見えるような気がして。
  そう言えば、今日は3月下旬の気候だとか。

   となれば、そろそろ桜・・ですものね。
  ~なんて、相変わらずの 『想像の余地』、フル回転です。
  何だか私ったら、すっかりアンしています。

   それにしても窓にはレースが合いますね。特にこれからの季節は。
  写真では分かりませんが、一応薔薇模様になっています。(方眼編み)

   今気が付いたのですが、薔薇はレース編みでも描けるのでした~。
  暫く休んでいましたが、又、始めようかしら・・? この窓にぴったりしたものを。

   そうそう、昨日の林檎、今日は木の梢に。
  アンと言えば、どうしても林檎ですものね。そして三つ編みの敷物。
  アンの真似をして林檎に齧(かじ)り付いた子供の頃を思い出します。