「・・・ なんて眩しいほど美しい女主人公を あたしたちこしらえた事か ―― そして、それに着せた衣裳と言ったら! 絹に ―― 繻子 に―― ビロードに ―― 宝石 ―― レース ―― それ以外、何も身に付けないのよ・・・」 【「アンの愛情」 第35章】 |
昨日の雨は、起床時には上がっていました。
そう言えば明方、凄(すさ)まじい雷鳴と激しい雨の音を聞きました。
夢現(ゆめうつつ)で再び眠りに着きましたが、
暗闇に一筋の稲光も。そのお陰でしょうか、今日は日中、青空も。
今の所、雨は降っていません。
【寸足らずの以前の 「肩掛けマント」】
さて、冒頭の写真。
レース編みではないけれど、
布レースの肩掛けマントが
出来上がりました。
ところで気に入っているけれど、
ほとんど袖を通す事なく、
いつの間にか箪笥の肥やしになって
しまっている服ってありませんか?
実は私も多数。
その中でこのワンピース。
アメリカに住む叔母から貰った物
ですが、この服ほど目で見たイメージ
と実際に着たイメージが、
違ったものはありません。
何せ、いかにもアメリカ的な
薔薇のプリント柄に薔薇のレースの
パッチワークと来ています。
私が飛び付いたのは、
言うまでもありません。しかしながら・・。
初めて着た時、“もう少し年齢を重ねてから・・” と思ったものです。
Sサイズとは言え元々、胸もたっぷりある、アメリカ人の体型に合うように
作られていますから、襟ぐりの開きは胸元までと深く。
私が着ると襟も袖も見るも無残に垂れ下り、何とも不格好です。
いつしかこの服の事は忘却の彼方に・・という訳です。
昨年、薔薇の肩掛けマントを作った時も全く。
でも先日突然思い出し、このワンピースを取り出しました。
イソイソと例の 【肩掛けマント】 を付けてみましたが、結果は寸足らず。
期待が大きかっただけに残念です。
レースで編む事も考えたのですが、
ネットでも見掛ける、英国のアンティークレースのアイデアを借用。
冒頭の写真となりました。後ろは小さな鍵ホックで。
ただワンピースはパッチワークですし、普段着です。
叔母も同じ物を持っているのですが、勿論、普段着として着用。
(でも随分、昔の事。叔母が知ったら、“物持ちいいのね・・” と驚くでしょう)
でも今度は少々、エレガント過ぎて。
これを着て自転車で出掛ける訳にも行きません。
スカートのレースも引っ掛けそうですし。
ただ、1つ出来上がった事で安心しました。
8月の食事会にでも着て行きましょうか・・。
そして今度は、薄いベージュのレースでも作るつもりです。