【キラキラ~☆ 虹色のガウン】
魔法をかけられた宝物の櫃で、 ある不思議な文句を唱えなければ 開かないのだ。 雪の魔女が、冷たい美しい雪の魔女が 一言だけ囁いてくれるかも知れない。 風が通りすがりに又 別の言葉を教えてくれるかも知れない・・・ 嘆き悲しむ灰色の風が。 遅かれ早かれ、その文句を全部知ってしまい、 櫃を開けてみると、中には真珠やルビーや ダイヤモンドがおびただしく入っているのだ。 おびただしくとは素敵な言葉ではないか? ああ、元の 魔法 は消え失せていなかったのだ。 今でも世界に満ちているのだ。 【「炉辺荘のアン」 第38章】 |
“朝から太陽” が戻って来た今日。
1週間の天気予報も見事な晴れマーク。厳しい暑さが続きます。
そんな今日、またもや千客万来。
しかしながら今日は蝶ではなく蜻蛉(とんぼ)です。
それも2日続けて。
この蜻蛉、昨日はまだしも今日などはすっかり慣れてくれて、
庭に出る度に(と言っても2、3度ですが)
どこからかやって来て、後を着いてくる始末。
おまけに目の前の草花に止まってみせるのです。
私が覗き込んでも逃げようともしません。
童心に帰って、にらめっこなんてしてみたり。
尤も蝶に比べ元々、蜻蛉は大人しいものですけれど。
【にらめっこしましょ~♪】
そうそう冒頭の写真。
何気なく向けた視線の先に、キラッ と光るもの。
“何かしら・・?” と思って近付いたら蜻蛉だったという訳です。
その蜻蛉は私の大好きな光物を纏(まと)っていて。
それは虹色のガウン。この世は、まさに魔法の世界ですね。
一方、折鶴蘭(オリヅルラン)に止まっているのは、カマキリ。
その色に溶け込んで一体になっています。アッ!? と思ったら、すぐそこに。
こちらも悠々としています。本能的に味方だと思ってくれたようですね。