【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

さり気なく手仕事

2012-07-22 16:38:16 | 私の手作り夢時間

【帽子を被ってお散歩】


【絹のストール】


【襟元のレース】





老淑女は豊かな美しい白髪を念入りに結い上げ、
小さな金色の 水玉模様 の紫の絹服をまとった。
老淑女がいつも絹の服を着るのは
節約のためであり、新しい木綿のプリント生地を
買うよりも母のものだった絹の服を使う方が
ずっと安上がりだったからであった。
母の絹の衣裳は沢山あるので、
老淑女は朝も晩もそれを着たが、
それがスペンサーヴェルの人々にとって、
老淑女の気位の高い事を示す
又一つの証拠と思われた。
                       【「アンの友達」 2.】


   

   今日も昨日に引き続き、不安定な空・・という事でしたが、
  今の所(起床時から16時)、雨は降っていません。
  概ね晴れの天気になっています。

   ただ太陽は顔を出していますが、
  先日までのうだるような暑さではありません。
  朝などはそよ吹く風に心地良い涼さえ感じていたものです。







【こちらのワンピースにはパラソルで】



   

   
   さて、冒頭の写真。
  先日の 【レースの肩掛けマント】 は大のお気に入りですが、
  この盛夏に肩掛けマントは、あまりにも暑苦しい・・。
  それに、ここは 『アンの世界』 ではありませんから。

   そんなこんなで結局、例の胸当てに落ち着きました。
  これで心置きなく? 着られます。

   このワンピース、レース使いのせいでしょうか、
  普段着ですのに外出着に見えてしまいます。
  レースの肩掛けマントなんて付けた日には・・。

   それにしても 『アンの世界』 の住人、
  アン は勿論、マリラ だって リンド夫人 だってハイネックのブラウスに、
  襞(ひだ)のある引きずるような長いスカート。

   そんな衣裳で日常の家事をこなしていたのですから恐れ入ります。
  それで思い出したのですが、先日の新聞記事。

   「昔の男どもは偉かった」と題し、
  大正から昭和(戦前)頃までの男性の服装の記事が載っていました。

   真夏と言えども長袖のワイシャツにネクタイを締め、
  麻の三つ揃いを着込んで会社に出掛けていたとか。
  そうそう頭にはカンカン帽。

   当時の事ですから勿論、クーラーなどはありません。良くて扇風機。
  過酷な環境を物ともせず、ネクタイを緩める事なく仕事をしていたと言います。

   記事は、これに比べて現代のクールビズのだらしなさで
  結ばれていましたが、私も同感です。

   話が逸(そ)れました。
  もう一つの水玉のワンピースにもレースの胸当てを。

   ほんのちょっとの改良で眠っていた物が蘇るという喜びを感じています。
  今日の引用文のように節約にもなりますものね。

   降らないと言っていましたが、今(16時35分)、
  バケツの底をひっくり返したような雨が降り出しました。
  幸い、雷は鳴っていません。最近の天気予報は当たりますね。