その木に咲いた、たった1輪の薔薇だった。 (中略) そして今夜萎れて醜くなって手から落ちた。 遠い昔の薔薇のような望みと同じく それにはまだ微かな若い美しさがあった。 【「エミリーの求めるもの」 第20章】 |
こちらは鬱陶しい梅雨空となりました。
しかしながら、雨はほとんど降っていません。
九州、熊本地方では大雨のため大変な事になっていますね。
早く雨が治まりますように。
そして被害に遭われた方、御見舞申し上げます。
さて、今日は大きく
花開いた薔薇のブラウス。
(伊太利屋製)
残念ながら、
私の趣味ではありません。
先日の薔薇柄のワンピースを
くれた叔母からのお下がり。
このブラウスを叔母は、それは
素敵に着こなしていました。
つば広の帽子にサングラス、
白いパンツ。
颯爽(さっそう)と歩いていた
叔母の姿が今でも目に浮かびます。
だからと言って私にそのまま
似合うという事はありませんね。
元女優というだけあって
背も高く、大柄な叔母。
大胆な柄が殊の外、良く似合います。
結局、このブラウスも今まで1度も袖を通さずじまい。
原因は又しても大きく開いた胸元。
でも、今頃になって一念発起しました。
レースの肩掛けマントもいいけれど、ちょっぴり暑苦しい・・。
となれば、ほんの一手間で出来るプチレースを
胸元に付ける事を思い立ったという訳です。
僅かこれだけの事で、このブラウスが蘇りました。
いいえ、私が抵抗なく着れるようになった・・という事でしょうね。
ついでに、こんな薔薇のスカーフも出て来ました。
自分で作っていて、すっかり忘れてしまっていたものです。
探せば、まだまだ出て来そうな予感。