【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

赤色薔薇吐息

2012-07-26 16:51:16 | 薔薇の追憶








レスリー は安っぽいクリーム色の綿ボイルの
質素な服に例の 真紅 の帯を締めていた。
レスリーが真紅の色を
付けていない事は1度もなかった。
例え1輪の花にしろ、
身の周りのどこかに
光っていないと気が済まないのだと
アンに語った事があった。
アンにとってそれはかの燃える色の外、
あらゆる表現を拒まれているレスリーの
強烈な閉じ込められた個性を
象徴しているように思われた。
                 【「アンの夢の家」 第23章】



   

   厳しい暑さが続きます。
  その暑さに拍車をかけるのが早朝からの蝉の大合唱。

   つい先日、“今年は蝉が啼かない・・”
  ~なんて、心配したばかり。

   どうやら、いらぬ心配だったようですね。
  それでも例年に比べ少ない気がするのは気のせいでしょうか・・。
  午後はまだ1度もその声を耳にしていませんから。昨日も今日も。

   さて、少々の暑さでしたらものともせず、
  朱夏に誇り高く、凛とした姿で開花したのは・・又々、紅い薔薇。

   もう何度も登場していますね。そう、リラ版 「公爵夫人の薔薇」。
  でも絶対に飽きる事などありません。それどころか・・

   その都度、違った印象、雰囲気を醸(かも)し出してくれますから。
  これこそ 「想像の余地」 の産物ですね。

   こんな薔薇に接していますと・・。
  暑さで弛緩(しかん)した心と身体も、シャキッとなるような気がします。

   弛緩したそれには暑さが堪(こた)えますが、
  ピンと張りつめれば、暑さをはねのけてしまう・・。
  そんな気がして来るから不思議です。

   そしてもう1つ。
  この薔薇は今日の引用文にもある、レスリーを思い出してしまうのです。

   そう言えば今日の私は赤いネックレス。
  尤も、黒地に花柄のワンピースを着ているからなのですが。

   私の場合、赤のアクセサリーは濃紺か黒地の服がほとんど。
  でも、レスリーのように好きな色に拘(こだわ)るのも楽しいですね。







   

   つい先程、近所の友人が 「トルコに行って来たの」 と、お土産を。
  トルコと言ってもイスタンブール位しか思い浮かばない私。後、親日国だという事。

   何でも気球に乗るのが目的だったとか。
  高い所が苦手の私にはとても、とても・・。

   それにしても長年、付き合っていて、
  気球が好きだった事を初めて知りました。