―― 今日の道 ―― 私はこの小さな道が大好きだ。 人間の友達のような気がする。 “ぶらつく” という言葉は それなりに美しい言葉だと思う ―― ある言葉のように言葉そのものが 美しいというのではなく、その意味を いかにも良く表現しているからである。 例え今まで一度も聞いた事がなくても この言葉の意味ははっきり分かる ―― ぶらつくはぶらつく以外の意味ではあり得ない。 【「エミリーはのぼる」 第11章】 |
青葉薫る五月となりましたね。
その最初の一日から、まるで季節が一ヶ月以上、
後戻りしたかのような寒い一日になりました。おまけに風もあります。
どうせなら・・気候だけでなく、
時間も戻ってくれれば良かったのですけれど。
「やっと暖房器具しまったのに、
もう一度出そうかどうしようか迷っているのよ」
~とは、ゴミ出しの時出会った、ご近所の方。
本当に着る物だって迷いますものね。
さて、こんな空の下、
いつもの寄り道です。
となれば自然に足は、
『アンの世界』 に一番
近い場所をぶらつく事に。
尤も私は、今日のエミリー
の “ぶらつく” より、
アンの “辿(たど)る” の
言葉の方が好きですけれど。
そんなこんなで。
「自分に寄り道」 第二弾です。
(前回は 【こちら】 )
先ずは、黄色に染まった
蒲公英(たんぽぽ)の原っぱに。
蒲公英って、背丈が低くて
可愛いですものね。
それはそのまま、幼い男の子と
女の子が遊んでいるシーンを
連想します。私だけの物語。
現実には人っ子、一人いませんが・・。
蒲公英の原っぱを抜けると、蓮華(れんげ)畑に。
この蓮華、今年はいつまでもここにあります。
時期的にはやはり遅いのでしょうね、
そのせいか、花はもうすっかり開いています。