【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

野の花の小さな世界

2013-05-19 16:35:16 | 路傍の花~道草

【オキザリス】


【「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」】


【「鬼田平子(オニタビラコ)」】







 エムおばさんはジェーンが帰る時、
 三色菫さんしきすみれを一束とゼラニウムの挿枝さしえだ
 一掴ひとつかみくれた。
 「月の今頃植えると丁度いいからね」   
         【「丘の家のジェーン」 24.】




   



   およそ一週間続いた五月晴れも、やっと終焉を迎えました。
  お昼頃からポツポツと雨が降り出しましたが、
  それでも午前中は、薄日も。

   お陰様で自治会一斉清掃も無事、終える事が出来ました。
  こんな時、久し振りに会う人もいて。

   この際、お花などのちょっとした物々交換も始まります。
  勿論、その交換は清掃が終わってからですけれど。

   育てやすい花と聞いていますのに、
  なぜか我庭では淋しい 「ミント」 を頂けば、私は 「ジャスミン」 を。
  エムおばさん よろしく、今の時期、挿木に持って来いですものね。
  
  




【「赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)」】




   さて、今日は庭に咲く、
  小さな野の花を。

   その小さな花はどこか
  淋し気で可憐です。

   ところが見かけとは
  対照的に、その繁殖力と
  言いましたら・・。

   「藜(アカザ)」 の旺盛な事は、
  過去のブログでも述べましたが、
  今日の長実雛罌粟も。

   そう、よく線路際や
  原っぱなどで見掛けます。

   この時期、青い空を背景に
  風に揺れる姿は素敵ですが、
  これが狭い庭で・・
  となりますと勝手が違いますね。

   葉っぱの繁殖力は、
  花の二、三倍。

   それに咲いている時はいいけれど、
  花の終わった後が、もう少し。当然ですが美しくありません。
  こんな所が雑草と言われる所以(ゆえん)かな・・と。

   そう言えば、「昼顔」 や 「ヘクソカズラ」 なども
  花は可愛いけれど、蔓(つる)の絡まり方などは強烈ですものね。

   庭の隅に芽を出したかと思うと、
  急速に蔓を伸ばして辺り構わず絡み付きます。

   「朝顔」 は育てても昼顔を育てる人はいませんね。
  花は同じですのに。

   私も例に洩れず引き抜きますが、
  「赤花夕化粧」 と 「オキザリス」 は別。

   その他のものは、抜き残していたものです。
  でも、そのたくましい生命力は、あやかりたいものですね。

   今、思い付いたのですが、押し花にするといいかも知れません。
  親しい人の手紙に添えてみたり。~なんて手紙自体、書きませんけれど。
  心の中だけの思い、今日も 「想像の余地」 になってしまいました。