【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

華麗に本番!

2013-05-12 16:15:16 | 薔薇の追憶











楽しい親しみ深い家々が花に囲まれており、
花は側を通ると、「ご機嫌いかが?」
と声をかける。
木々は手を振り、
黄昏時には窓が目配せをする。             
                 【「丘の家のジェーン」 1.】



   
   昨日の雨から一転して雲一つない快晴の空となりました。
  今日も爽やかな五月晴れ。どこからか鶯の声も聞こえます。

   今年は晴れると文句の付けようもない空になり、
  心楽しさが倍増します。

   今日は朝の冷えもありません。
  久し振りに初夏を思わす陽気となりました。













   さて五月も半ば、春本番!
  花の季節も薔薇が加わって
  いよいよ佳境に。

   そう、待ちに待った、
  “トリ” の登場!
  と言った処でしょうか。

   上記の如く、各々の家の
  庭先にも窓辺にも
  至る所に春が溢れています。
  心愉しい季節の到来ですね。

   それにしても薔薇の気品、
  格調高さには他を圧倒する
  ものがあります。

   それでいて小さな花には
  独特の愛らしさも併せ持ち・・。

   アラ、アラ・・?
  薔薇には余計な言葉など
  無用ですね。

   分かっていながら、ついつい
  無駄な言葉を羅列してしまいます。
   



 薔薇を
     とげをののしる誕生日

                  ~西東三鬼(さいとうさんき)
 




   愛を捧げる花として薔薇ほど多く登場する花はありませんね。
  ところで、ちょっと異色のこの俳句。
  昭和の新興俳句の旗手と言われた、西東三鬼の句です。

   想い人の誕生日に薔薇を贈ろうと切った所、
  気もそぞろだったためか棘が刺さり、
  そんな自分を罵る、繊細な男心を詠んだ歌のようです。