【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

濃緑積もる!

2013-05-27 18:32:52 | 路傍の花~道草



【「春紫苑(ハルジオン)」】







 「・・・アンという名を呼ぶんでしたら、
 e の付いた綴りのアンで呼んで下さい」
 「字なんかどんな風に綴ったって、
 たいした違いはないじゃないの?」
 錆び付いたような微笑が再び
 マリラの顔へ出て来た。

 「あら、大違いだわ。
 その方がずっと素敵に見えるのですもの。
 名前を聞くと、すぐ目の前に、
 まるで印刷されたみたいに、
 その名前が浮かんで来ないこと?
 あたしはそうだわ。
 Ann はひどく感じが悪いけれど、
 Anne の方はずっと上品に見えるわ・・・」     
       【「赤毛のアン」」 第3章】




                                    【「春紫苑」】
   週間天気では曇りと
  傘マークだった今日。

   五月晴れ! という
  天気ではありませんが、
  一日得した気分。

   得したとなれば、
  休日明けの今日は、
  溜まった野暮用を片付けに
  街まで下りましょう。

   九州は、もう梅雨に
  入ったそうですが、
  この季節になりますと、
  目に入る緑がより濃く
  なった気がします。

   今日は空気が湿っぽく
  感じたものですが、
  それでもまだ50%ちょっと。

   これまでが乾燥
  し過ぎでしたものね。

   これから梅雨に入り、
  70、80%台になる事が今から思いやられます。








【母子草】


【マダガスカルジャスミン】


【知らぬが花?】




   さて、帰り途、
  いつもの道草です。

   久し振りに
  道端の草花に。

   毎年、同じ草花ですが、
  中には見慣れぬものも。
  勿論、名前は知りません。

   先日の星野富弘の詩では
  ありませんが、敢えて
  名前を知る必要はありませんね。

   しゃかりきになって、
  名前を探す事は止しましょう。

   ~なんて。
  単にめんどうなだけかも
  知れませんけれど。

   「知らぬが花」 も
  ご愛敬・・? という事で。

   そうそう、上から5枚目の写真、
  「マダガスカルジャスミン」。

   ジャスミンに似た香りで、
  こんな名前が付けられたそうですが、本来のジャスミンとは全くの別種とか。

   そろそろ終わりを迎えた我家のジャスミン。
  こちらは竹林の中に自生しています。

   ところで冒頭の写真、「春紫苑(ハルジオン)」。
  この 「春紫苑」 を目にする度に、今日の アン の言葉を思います。

   無機質な 「ハルジオン」 よりどれだけ良いでしょう。
  初めて、この花の名前の漢字が 「春紫苑」 と知った時、
  どんなに嬉しかった事か・・。

   「薔薇(バラ)」 もそうですが、漢字の薔薇は文字からして豪華絢爛。
  どなたがこの漢字を考えられたのか存じませんが、
  日本に漢字がある事を嬉しく思います。

   勿論、ひらがな、カタカナ、ローマ字も。
  これら豊富な文字を持つ日本という国を誇りに思います。