【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春色に染まる景色

2007-04-10 19:57:01 | 路傍の花~道草
   今日は、晴れのいいお天気になりました。
  ちゃんと空もあり、三日月の
  「有明の月」 も見る事が出来ました。

   以前、【このブログ】 にも書き込みましたが、
  ここに来て、当然だと思っていた事が、
  そうではない事に徐々に気付かされました。

   今のうちに何とかしなければなりませんね。
  気持ちだけが空回りしています。



    「終日」 と書いて 「ひねもす」。
  一日中という意味だそうです。何と素敵な言葉・・。

   今日のような春の日は、日暮れも遅くなり、
  昔の子供達は、終日、外で遊び回った事でしょう。

   ~となれば、炉辺荘のアンの子供達に、
  どうしても考えは及びます。

   子供達のお気に入りの場所と言うと、
  ウォルターが名付けた、「虹の谷」 に他なりません。

   


   “・・・虹の谷の外では風はふざけ回り、
  騒々しく走り回っても、ここだけは
  いつも優しく吹き過ぎるのだった。
  そちらこちら、苔むした樅の根元の
  上を、小さな曲がりくねった
  妖精の小径が付いていた。

   花時には、白い霞のようになる
  野生の桜が、谷中、至る所、
  黒ずんだ樅の木に混じって
  散らばっていた。
  小さな川は、琥珀色の水を湛えて
  グレン村から谷を流れていた。・・・”
 
                   【「虹の谷のアン」 第3章】





   ザッとこんな調子です。
  でも、日本の春も負けてはいませんね。

   今日も、道草三昧して帰途に着きました。
  桜も、まだまだ華やかに咲いています。
  
   様々な野の花も、
  あちこちに可憐な姿を見せてくれています。

   アンの口癖ではありませんが、
  
   “頭のてっぺんから爪先に至るまで
  春を感じた”

  
   ~そんな一日でした。






【「子ぎつねヘレン」 の原っぱ】
    
 
                    

灯台もと暗し

2007-04-09 16:44:34 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編
   昨日よりは、ましな日の出となりました。
  今日は、何とか空は見えますが・・。

   これが本来の春霞なのか、
  それとも昨日よりは今日は、
  黄砂がましなのか、
  よく分かりません。

   友人のご主人は、毎年中国に植樹の
  ボランティアに行かれているそうですが、
  植える一方で、どんどん伐採されているのが、現状のようです。



   ここ2日間程、桜やティーカップに
  気を取られている間に、
  チューリップが花開き始めました。

   まず一番初めに開いたのは、
  “白” と言いたい所ですが、
  実は “アイボリー”。

   しかも、クリーム色の
  縞(しま)入りです。

   「並んだ、並んだ、赤、白、黄色・・~」   
  以前は、せいぜいこの位の色しかありませんでしたが、
  最近では驚く程、豊富な色が出回るようになりましたね。

   小さな頃、まず最初に描いた絵は、
  チューリップではなかったでしょうか? 

   それ程身近であり、
  女の子の大好きな花だったような気がします。







【裏庭に野の花「すみれ」】

 

                                   
   


   ご覧の通り、桜のカップ、出て来ました。
  今日のティータイムは、勿論、
  チューリップ柄のカップのつもりでした。

   チューリップの蝋燭に、チューリップの蝋燭立て
  と、セッティングして・・
  おもむろにカップを取り出したものです。
  そのカップの下には・・・何と! 

   チューリップ柄は、ペア。桜柄は1客だけ。
  しかも、そのカップは小さめと来ています。

   チューリップのカップの下に、
  すっぽり入り込んでいたという訳です。

   そんな訳で、
  今日も急遽(きゅうきょ)変更となってしまいました。

   大騒ぎした割には、あっけない幕切れ。
  その上、出て来ないとなりますと・・。

   そのカップは私の中で、いつの間にか
  素敵なカップ? に変身していました。

   実際は、こんなものですね。
  意外や意外、素朴な絵柄でした。
  そうそう、これもニッコー製です。

   そしてもう一つ、萩焼のコップで桜の絵柄です。
  萩焼自体が、ほんのり桜色で、
  今の季節にぴったりのような気がします。

   四季がちょっとばかり曖昧になって来た昨今ですが、
  四季がある事に感謝して過ごさなければ・・
  と、改めて思った次第です。

春の幻想~桜、さくら・・

2007-04-08 23:36:00 | 旅気分・夢気分
   今年3度目の、
  こんな空のない日の出となりました。
  何だか、ガックリして言葉もありません。

   昨夜は、宵のうちこそ、
  お月様は眺める事が出来ませんでしたが、
  休む時にはちゃんと南の空に顔を出して
  いました。側に金星まで連れて・・。

    昨夜は又、例の絵柄のティーカップ、
   夜を徹して? 探しました。

   私はそれ程、物に執着する方ではありませんが、
  今回ばかりはどうにも気になってなりません。

   白地にピンクの桜の絵柄、
  縁が銀色と言うのは錯覚だったのでしょうか? 

   これだけ探してないのですから春の夜の幻想? 
  それにしてもおかしな話です。

   チューリップ柄のカップは、
  もう1客探し出したといいますのに・・。

   



   「金星の影は、一生に一度しか見られないそうよ。
  それを見てから一年以内にその人の生涯で、
  最も素晴らしい物が、授かると聞きましたわ。」
     
                  【「アンの夢の家」 第16章】

   これは、アンの友人 レスリー の言葉ですが、
  “金星の影” って、どんなものなのでしょうね。

   考えてみれば、お月様のすぐ近くで一際輝く星が、
  金星だという事をつい最近知ったばかりの私が、
  知る筈もありません。








 


   



   今日は、投票を済ませた後、
  リラ版 「お化けの森」 近くの桜見物に行って来ました。

   近くにこんな場所がある事を
  つい最近まで知らなかったのですから、
  何をか言わんと言った所ですね。

   ご覧の通り、確かに穴場です。
  ほぼ満開の桜を楽しむ事が出来ました。









   



   今日は、曇りではないのです。
  黄砂の影響で、太陽がベールに覆われています。

   ベールと言えば聞こえはいいのですが、
  果たしてどうなのでしょうか。

   桜の薄いピンクは、
  青空に一番映えると思うのですが・・。    

桜ラプソディ

2007-04-07 19:25:14 | 趣味の器(壺)~その他
 


   



   今日もこうして日の出を迎える事が出来ました。なのに・・。
  昨夜休む前、いつものようにお月様を眺めたのですが、
  雲に隠れて見えなかったので、心配したものです。

   さて、今日は “お花見に・・” 
  と、思っていたのですが、地元で一番の
  桜の名所は、まだまだ・・との事。

   と言いますのも、ご近所の方が、
  昨日行って来られ、「全然駄目だった・・」 
  と仰っているのを聞いたからなのです。

   お天気でも今日は止そうと思っていた所に、
  明るいから気付かなかったのですが、
  お昼頃にはポツポツと雨・・。
  今は、やんだようですが、結構降っていました。

   このように、やきもきさせる桜ですが、
  去年は・・と思い、日記を辿りますと、
  4月6日に行っていました。

   ただ、他ではほとんど満開だったのに、
  そこはまだ三分咲きで、がっかりしたことを覚えています。
  この時期は、本当に一喜一憂させられますね。

   でも、いざ、となったら私には強い味方が・・。
  我家から歩いて10分足らずの、リラ版 「お化けの森」。 

   こんな近くに、規模は比べ物にならないけれど、
  秘かに 「隠れ吉野」? 
  と、呼んでいる穴場があるのですから・・。



   そんなこんなで、
  家にいる事を
  余儀なくされた今日。

   こんな時こそ、
  先日見つけた桜の
  ティーカップでお茶を・・
  と、なる筈でした。

   ところが、いくら探しても、
  選り分けて置いた筈の
  カップが、ありません。

   チューリップ柄のカップは、
  ちゃんとあるのに・・です。



   “ティーカップに桜なんて、
  珍しいな・・” と思い、
  意識して片付けましたのに・・。

   そういう訳で、急遽(きょ)、
  ティーはティーでも
  日本茶用のコップになりました。

   お茶は、以前エッセンシャルオイルを
  買った時に頂いた、「桜紅茶」 です。

   いい香りで、美味しい・・。
  ちょっと桜餅? のような甘酸っぱい香りです。

   そして、カップを探している時に見つけたのが、
  こんなレコードです。

   何をやっているんだか・・。でも、懐かしい!! 
  カップは、桜の季節がとっくに終わった頃、
  ひょっこり出て来るのでしょう。

   でも、未だにクリスマスキャンドルも、
  ドリップ式の珈琲フィルターも、
  出て来ない所を見ますと・・それも怪しいです。

   散々の休日でしたが、偶々見つけた1編の詩。
  3月30日付の朝刊です。

            



 


                            さくら
              
                「花が笑う」 と 聞いた 
                笑う花はきっと 桜だろう
                そう思って桜を見ると 「笑っている」 ようだ
                
                耳を近づけると 花の奥の 枝の奥の 幹の奥の
                地面のあたりに 笑い声が 聞こえる 

ほんのり夢色

2007-04-06 15:57:35 | ハーブと香り雑学
   今日もいいお天気になりました。
  そう言えば、五月晴れには
  まだ早い、今頃の季節の
  こんな天気を何と言うのでしょう。

   昨夜も真ん丸いお月様! 
  宵のうちに見た時には朧月でしたが、
  寝る前には冴えた、いつものものでした。

   障子を開けて(なぜか月には“和”が似合う) 
  「お休みなさい」 と言うのが、
  この所の日課となっています。

   ~菜の花畑に入日いりひ薄れ 見渡す山の 霞深し~ 
                           「おぼろ月夜」 高野辰之作詞

   つい昨日、桜とお月様が似合う・・
  なんて書き込んだばかりですが、
  「朧月」 には、上の歌詞のように、
  一面の菜の花畑が、合いますね。

   近くにちょっとした、菜の花畑があるので、
  飛んで行って、その光景を眺めたくなったりしたものです。







                                      
   



   ここに来て、三色すみれが花盛りです。
  その上、空気が乾燥していることもあり、
  ポプリにする花びらの乾くのが早いこと!! 

   写真の左3つの花びらは、
  取り合えず手持ちの瓶に入れている物です。
  右の飾り瓶には、既に香り付けした物を・・・。

   先日の 【ジム船長の言葉】 ではありませんが、
  こうしてポプリにするべく、早め、早めに
  花びらを摘むことが、花にも又、生き甲斐? 
  のようなものになってくれているのでしょうか。

   本当に、次から次へと咲いてくれています。
  「一石二鳥」 とはこのことで、まさに嬉しい悲鳴です。

   



   「・・・普通の日なんてものは、ないわよ。
  どの日もどの日も、他にはないものを
  持っているんですもの。そう思ったことはなくて?」
    
                       【「炉辺荘のアン」 第3章】

   


   本当にアンの言う通りです。
  ようは、心の持ち方一つなのですね。

   そうそう、今日の新聞に可憐な野の花、
  【オオイヌノフグリ】 の詩が載っていました。
  こんな草花だったのか・・と、感慨を深くしています。

         



 

      
                     


                     大いぬのふぐり

               畦道(あぜみち)に 青い小さな花が 
               ちらほら咲きだした 犬が踏む 私が踏む

               でも枯れたりしない それどころか
               すぐに 無数の花を 咲かせるだろう

               打たれても打たれても 成長しない私が
               この花を踏む 試されているのは 私だ    

山、笑う・・

2007-04-05 18:14:58 | 路傍の花~道草
   2日続けて
  快晴の日の出となりました。

   ただ、昨日と違うのは、
  日中もいいお天気だったと
  いうことです。
  そのわりには気温は低目ですが・・。

   そして昨夜は、本当に綺麗な
  真ん丸いお月様を眺めることが
  出来ました。

   春なのに、煌々と青白く
  冴え渡る、秋のような月。

   そして丁度、桜の季節のこんな月と桜、そして雪、
  これら三つが一緒になって 「雪月花」 
  と言うのだそうです。美しい言葉ですね。

   折しも今日は、二十四節季の一つ、 「清明」 。
  まさにぴったりの言葉で納得です。
  そう言えば、アンの世界でも・・・

   



   “ 「今夜の月明かりは、何と白いのでしょう。」 
  と、アン・ブライスは、独り言を言った。
  ダイアナ・ライトの家の玄関へと
  庭の小道を歩いて行くところで、
  塩気を含んだそよ風に、
  小さな桜の花びらが散って来た。”

                    【「炉辺荘のアン」 第1章】



   ところで、桜と同じように
  気になる花・・と言えば、
  そう例の一輪の薔薇です。

   「ずっと、このままで・・」 
  と、割り切った筈ですが、
  やはり気になります。

   置き場所は又、変わりましたが、
  相変わらずの姿です。

   それにしても、戸外で3ヶ月余り、室内で3日。
  よく変わらぬ姿でいられるものです。見習わなくては・・。

   そうそう下の写真は、毎朝、朝日を望む山です。
  ピンクに見えるのが、山桜です。
  それにしても今日は、見事に雲がありません。





   

   



   今日ほど、「清明」 の言葉がぴったりの日は、ありませんね。
  つい2、3日前、黄砂に一喜一憂したことが、信じられないような空です。







【タガラシ(田辛し)】


   



   この花も、名前も知らない野の花。
  昨日の道草で手折って来たものです。

   写真のように、水際に沢山咲いていました。
  本当に小さな可愛らしい花です。

   こんな場所は、昔でしたら、
  「めだか」 なんて泳いでいたのでしょうね。

   (↑名前、調べて分かりました。
  辛味成分を含むので噛むと辛いことから付けられた名前だそうです)

   



   “小川は、水晶のような水を提供した。
  黄昏たそがれ時、虹の谷の傾斜は半ば黄金色に、
  半ば紫色に輝き、春はたけなわ、バルサムもみや、
  青々とした植物の香は辺りに満ち、
  周囲には野栄えの苺の花が、青い星のように咲き、
  風はさやさやと吹き渡り、鈴は梢で鳴っている。”
      
                     【「虹の谷のアン」 第3章】

   


   「虹の谷」 も、例に違わず、素敵な場所のようです。
  アンの子供達は、ここに来て黄昏時まで時間を忘れて遊んだようです。
  時間がゆっくり、ゆっくり・・流れていたことが、分かります。   

春の気紛れ

2007-04-04 20:01:31 | 路傍の花~道草
   
          【午前6時の空】                    【40分後の日の出】

   


   今朝は、本当に久し振り、こんなにスッキリした快晴の空で明けました。
  敢えてアン風に言わせて貰えれば、 

   “今日は、春の中から1日だけ、
  真冬にこぼれ落ちたような日でした。”
  

   ~とでもなるのでしょうか。

   今日は、朝から出掛けたのですが、
  帰る頃には朝の空とは、似ても似つかない灰色の雲がモクモク・・。

   まるで季節風のような冷たい風も吹き、途中僅かな時間ですが、
  時雨(しぐれ)も・・。何だか季節がおかしいです。



   寒さにもめげず? 
  今日も帰りは寄り道です。

   私の街では、まだ
  ほとんど咲いていない桜。

   下に降りると、
  満開とは言えないまでも、
  咲いているではありませんか。

   どうやらこちらは、
  今週末が満開のようです。
  
   それまで雨が降らない
  事を祈るばかりです。

   「道って、面白いものじゃない?」     
 

   こんな風に、横道を辿る面白さを教えてくれたアンですが、
  今日も珍しい木や道端の草花を見つけ、(私にとって)パチリ。






 




   やはり春なのですね!! 
  この所、ほんの少し
  外出を控えていた間に、
  世界はガラッと
  変わっていました。

   先日の大木の雪柳は、
  もうその色を変え、
  代わりの木々に、
  取って代わられています。

   でも、後何日かは、
  人々の目は、桜に
  釘付けなのでしょうね。

   桜ほど日本人の心を奪い、
  魅了する木は、他に類を見ません。             

どうぞ、このまま・・

2007-04-03 16:17:24 | 香る庭の花綴り
   今日もこんな空で明けました。
  でも、今朝は空がある・・。

   たったこれだけのことで
  どんなに嬉しいか・・。

   当然だと思っていたことが、
  そうではない事実に直面して、
  じわじわと見えない恐怖に襲われています。
  杞憂だといいのですが・・。

   霧でもない、霞でもない、白く濁った黄色い砂・・。
  これも、温暖化現象の一つと言います。
  地球規模で対策に取組まないといけませんね。



   ところで、あのやきもきさせている薔薇は、
  今日も相変わらずの状態です。

   昨日からあっちに置いたり、
  こっちに置いてみたり・・。

   そんな心を知ってか知らずか・・
  我関せずと、ツンと澄まして
  いるようにも見え・・。

   そう言えば・・“蕾の薔薇、云々・・” 
  と、騒いでいたことを思い出しました。

   そんな気持ちを汲んで、
  こうして蕾のままで、いてくれるのだとしたら・・。
  「どうぞ、ずっとこのままで・・」 と、願わずにはいられません。






 
  
      
 




   ラベンダーの花も、咲き始めました。

    「あなた方、銘々に、
  ラベンダーの花束をあげましょうね。」
  

   こんな ミス・ラベンダー のように、我家を訪れてくれた人に、
  そっと差し上げることが出来たら、どんなに素敵でしょう。
  蕾を付けたチューリップが花開くのも、もう少しです。

   そうそう、今日は又、チューリップの絵柄の珈琲カップを見つけました。
  そう言えばこれも珍しい、桜の絵柄も・・。

   (と、言っても自分の持ち物の中からなのです。念のため)
  季節に因んだ、カップでのティータイムは、
  私の秘かな楽しみになっています。






物憂い春の午後

2007-04-02 17:54:53 | 心の宝石箱
   夜のうちに降った雨も朝には上がったのですが、
  今日は空がありません。

   折角の春曙の空ですのに、
  お日様も顔を出していますのに・・
  今年二度目のこんな空。きっと黄砂なのでしょう。

 



   「春は、何もかも春そのものが、
  いつも真新しいんですものね。
  毎年、春は変わっているのよ。
  前の年とそっくり同じというのは、一つもないわ。
  必ず何か特別のものを持っていて、
  独特の美しさがあるのよ。」
 
                        【「アンの愛情」 第9章】






   アンの言葉、
  今日ばかりは胸が痛いです。

   アンの言葉は、春を迎えて
  弾んだような、喜びに
  満ち溢れています。

   一方、風情のある 春霞 
  ならまだしも、こちらは
  黄砂だと言うのですから・・。

   その上、今朝の新聞には、
  宵のうち という言葉が、
  気象庁用語から消えるとの記事。

   代わって使われるのは、
  「夜の初めの頃」 とのこと。

   そのものズバリではありませんか。
  どうして情緒のある、こんな素晴らしい言葉を
  わざわざ変える必要があるのでしょう・・?

   理由は、「宵のうち」 を
  夜の遅いことと勘違いする人が多いから・・だそうです。

   分からなければ教えればいいと思いますし、
  それでなくても昨今、平易な平仮名多用、
  語彙不足が叫ばれていますのに ――
  と、思うことしきりです。



   ところで、この薔薇、
  とうとう切り取りました。

   花びらが少し、
  変色して来たからです。  

   去年の12月から、庭にただ一輪だけ
  咲いていたものですが、
  水で開いてくれるでしょうか。

   以前にも同じ状態のことが
  ありましたが、もっと早い時期に、
  蕾のまま枯れてしまった
  ことがありました。

   今回は、ここまで持ったのですから、
  何とか開いて欲しいものです。

   すみれもここに来て一気にその数を増やしてくれています。
  薔薇もいいけれど、すみれの可愛らしさは格別です。

ゆらめきの “ランプの灯り”

2007-04-01 16:56:46 | リラのお気楽ユメ日記
   昨夜は、夜のうちに雨が降り、
  今日の雨の予想は覆されましたが、
  こんな霧の朝を迎えました。

   それでも午前中は、太陽が
  顔を覗かせてもいたのですが、
  今は曇っています。

   「花曇り」 ですね。
  美しい言葉・・。

   早いもので、今日から4月。
  今年は2月にいち早く春が来ましたけれど、
  3月になって寒の戻りがあり、2度春を迎えたような気分です。

   そうそう、ここ2、3日の間に目の前の山が、
  ポツポツとピンクに染まり始めました。

   平地の 「ソメイヨシノ」 は、まだなのですが・・。
  アンの世界 の 4月は、と言うと・・・

 


   “美しく、気紛れな、しぶしぶやって来るカナダの春。
  4月から5月にかけて気持ちの良い、爽やかな日が続き、
  夕日はピンクに雲を染め、もの皆が生き返ったように
  すくすくと伸びる。”
  
                                      【「赤毛のアン」 第20章】



   新聞のスクラップ帳を削除していましたら、
  一つの記事に目が留まりました。
  その記事には・・。

   “「明日は、豆ご飯よ」 と、
  小さな息子に言うと、「明日は春なの?」
  と、聞いて来た。”

  というくだりが、ありますね。

   まさにアンの子供達のよう! 
  心の中がパァ~ッと、温かくなりますね。

   心が温かくなる・・と言えば、
  ランプの灯りもそうですね。

   昨夜は、雷が鳴っていたこともあり、
  PCが使えませんので、久し振りに
  ランプの灯りを楽しみました。

   勿論、この灯りだけでは本を読むことは出来ませんが、
  他の灯りを借りての読書です。

   本はアガサ・クリスティーの短編集。
  今の私は、どうしてもこんな肩の凝らないものに、
  落ち着いてしまいます。