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【オキザリス】
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【「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」】
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【「鬼田平子(オニタビラコ)」】
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エムおばさんはジェーンが帰る時、 三色菫を一束とゼラニウムの挿枝を 一掴みくれた。 「月の今頃植えると丁度いいからね」 【「丘の家のジェーン」 24.】 |
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およそ一週間続いた五月晴れも、やっと終焉を迎えました。
お昼頃からポツポツと雨が降り出しましたが、
それでも午前中は、薄日も。
お陰様で自治会一斉清掃も無事、終える事が出来ました。
こんな時、久し振りに会う人もいて。
この際、お花などのちょっとした物々交換も始まります。
勿論、その交換は清掃が終わってからですけれど。
育てやすい花と聞いていますのに、
なぜか我庭では淋しい 「ミント」 を頂けば、私は 「ジャスミン」 を。
エムおばさん よろしく、今の時期、挿木に持って来いですものね。
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【「赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)」】
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小さな野の花を。
その小さな花はどこか
淋し気で可憐です。
ところが見かけとは
対照的に、その繁殖力と
言いましたら・・。
「藜(アカザ)」 の旺盛な事は、
過去のブログでも述べましたが、
今日の長実雛罌粟も。
そう、よく線路際や
原っぱなどで見掛けます。
この時期、青い空を背景に
風に揺れる姿は素敵ですが、
これが狭い庭で・・
となりますと勝手が違いますね。
葉っぱの繁殖力は、
花の二、三倍。
それに咲いている時はいいけれど、
花の終わった後が、もう少し。当然ですが美しくありません。
こんな所が雑草と言われる所以(ゆえん)かな・・と。
そう言えば、「昼顔」 や 「ヘクソカズラ」 なども
花は可愛いけれど、蔓(つる)の絡まり方などは強烈ですものね。
庭の隅に芽を出したかと思うと、
急速に蔓を伸ばして辺り構わず絡み付きます。
「朝顔」 は育てても昼顔を育てる人はいませんね。
花は同じですのに。
私も例に洩れず引き抜きますが、
「赤花夕化粧」 と 「オキザリス」 は別。
その他のものは、抜き残していたものです。
でも、そのたくましい生命力は、あやかりたいものですね。
今、思い付いたのですが、押し花にするといいかも知れません。
親しい人の手紙に添えてみたり。~なんて手紙自体、書きませんけれど。
心の中だけの思い、今日も 「想像の余地」 になってしまいました。