毎年のことながら、
3月と4月は、新入社員を対象にした研修が集中します。
昨日は、新入社員70名のセミナーを担当しましたが
ほぼ一日、フレッシュマンたちと同じ空間で過ごし、
彼らに接しながら思うこと…、
それは、「みんな良い子」であるという事です。(*^^*)
ここ数年、
今の若者はおとなしくて消極的で目立つことを嫌うし、覇気がない
とよく言われていますが、
消極的という言葉は、
裏返せば他者に気を遣い過ぎている面が多々あるからです。
例えば、
グループワークなどでも、
自分がやっていいのか、やると他者から何か言われないか等、周囲の目をいつも気にしている節が見えます。
それをすかさずツカツカと近づいていき
「はい、私と最初に目があった◯◯さん、どうぞ!」
と言いながら発言を促すと
たいてい、きちんとした答えが返ってきます。
やはり、失敗をしたくないから目立ちたくない…というのが
今の若者の本音であるように思います。
そういえば、昨年の新人を
「自動ブレーキ型」と名付けた某研究会から
まもなく今年の新人の「型」が発表される時期ですが
今年の新人たちには、どんな「型」のネーミングがつけられるのでしょう。
ちなみに私の頃は、
「カラオケ型」といわれていたらしいのですが、
「伴奏ばかりで他と音程が合わず、不景気な歌に素直」という解説の意味が、
未だによくわかりません。
(^^;;
そのカラオケ型新人だった?私が、
都内の某企業で担当した新人研修は
確か「ブログ型」辺りからだったと思いますが、
当時、この「ブログ型」というネーミングについても
「はっ?なにそれ。」
というシラけた表情を浮かべた若者がいました。
いずれにしても、「◯◯型」というネーミングをつけるのは、
若者の気持ちを、すでに忘れてしまった?世代の大人たちですもの、ムリもありません。
上司のみなさん、
「型」を鵜呑みにして、指導するのは危険です。
なるべく個々をみてあげるようにしてくださいね。
そして、その「型」にはまらず
たまに「型破り」な言動があっても
どうか、大目に見てやってやってください。
みんな素直で、良い子ばかりなのですから…。