いきなりの値踏み

午後からの仕事に向かうため

東武伊勢崎駅ホームの待合室で電車を待っていたときの事です。

向かい側に座っていた70代半ばの毛糸の帽子をかぶったオバサマが

「今、何時ですか？」

と、私に話し掛けて来ました。


「12時45分です」

と答えると、

「そのバッグ、どこのブランドですか？」

と訊いてきました。


待合室の中には、ほかに5、6人はいたでしょうか…、

いきなりの質問に

「国内のメーカーのものですが…」


と答えれば、


ジィーっと私のバッグを見つめ

「ヨコハマのブランドだね」

…と。

「はぁ…」


「たぶん、4、5万はしたでしょ？」


「戴きモノなので…」


と、素っ気なく答えて、

それ以上話す気がしなくなって
口をつぐみました。


見ず知らずの人の持ち物を値踏みする事は、

思うことはあっても口に出さないのが普通ですよね、


中には、こういう人もいるんだなぁ…と

驚きました。


オバサマは、おかまいなしに続けます。

「アタシはブランド好きなんで、だいたいわかるんですよ」

…と。


( とはいえ、人の持ち物をジロジロ見るのは
どうよ! )

ハッキリ言います、苦手です、こう言う人…


「あぁ、まぶしい！普段は、陽の当たらない部屋にいるものだからねぇ…日照権で揉めてるもんだから…」


きっと、誰かに愚痴を聞いてもらいたかったんですね。


本日、埼玉でのコミュニケーションセミナーで、早速このネタを使わせて貰いました。


初対面の場合の会話、NG集ですね。




今日も行きの電車の到着が遅れてヒヤヒヤ…

最近、多いですよね電車の遅延。(~_~;)

あぁ、疲れた…