声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

“獣”は安易な表現

2018-02-19 20:21:55 | 最近の話題
小平奈緒選手の金メダルの走りをTV中継で観ながら、

実況アナが「獣のような…」

という表現をしていましたが、

私も

( この表現は変だな…)

と思った1人です。


以前、柔道の五輪メダリストの松本薫選手の試合実況で「獣のような」という表現を使っていたアナウンサーがいましたが、

この時は、

さほど違和感を持たなかったのには、

松本選手の自己演出もあったのだと後で知り納得しました。

なぜ、今回、違和感があったのか…

今、言われている女性に対して失礼な喩え、という事ではなく


言葉の意味がわかっていないのでは?と瞬間に思ったからです。


“獣のような”という表現には、通常は

“獲物”という対象があって、それを追いかける場合を指すのではないでしょうか?



もし、実況アナが小平選手の眼差しの事を言っているのなら、

獲物は何なのですか?


私には、何かを睨んでいるような鋭い眼差しではなく、

目に見えない“何か”に憑かれたように一点を見つめて走っているように見えました。


それは、とても崇高な姿に見えました。


2、3回、実況アナだけでなく解説者までが“獣のよう”だと言っていましたが、

それは個人的な主観にほかなりません。


実況には、ボキャブラリーだけではなく表現力が問われますね。😓



しみずゆみ















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