
今回のオリンピック男子フィギュアで
楽曲と演技とのマッチングに関して特に抜きん出ていたのが、羽生選手でしたね。
“SEIMEI”は、映画『陰陽師』のBGMとして作られた曲だそうですが、
私のように映画を観ていても、ほとんど覚えていない…💦
それが、羽生選手の演技に使われてから急に注目されるようになるのですからねぇ…。😅
それほど、今回の羽生選手の演技にぴったりだったという事です。
かつての荒川静香さんが、トゥーランドットの『誰も寝てはならぬ』で成功したように、
羽生選手の場合も、
神秘的な“和”の音楽と、気迫ある妖術のような演技が、
まるで映画を観ているかのようなストーリー性を感じさせ、
独特の美しい世界を氷上に描き出していました。
選曲がいかに大事かを改めて感じます。
それと、毎回、思うのは、
ふつう、ジャンプする時は、
“さぁ、飛ぶよ〜、せーの!”
という構えの姿勢から入ると思うのですが、
それが、とても自然で滑りながら、その流れの延長上にジャンプがあるかのような…
SPのショパンのバラードだって、
“さぁ、今から飛びよ〜!”って構えた姿勢からジャンプすると、
音楽性が損なわれてしまいますものねぇ…。
曲の解釈って、選手にとって外せない感性なのじゃないかなぁ…
と思うほど、
何度みても、氷上の音楽物語にウットリするのでございます。😍
明日は、いよいよ女子フィギュアSP
宮原選手の得点に注目が集まりそうですが、
どうか、納得いく演技ができますように…。
しみずゆみ
