声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

闇に光る目

2018-04-01 09:56:40 | Diary
最近はエイプリルフールそのものが
流行らない…と思う。

何故なら、この世は“ウソ”だらけだから。

見てきたようなウソをつくネットの記事も

( 創作で書いてるな…)と疑い、

主語の少ない“ニュース風記事”には要注意だと思いながら読む。

ライターが“見てきたようなウソ”を書けば
多くの読者は信じる。

それは、とても危険な事だ。

“真実”は自分で見たものだけ…なのかも知れない。


昨日、
偶然にもTVでドキュメンタリー番組を見た。

日ハムの斎藤佑樹投手の近況を、

彼へのインタビューと、かつての仲間たちのコメントを交え、

30歳になった現在の彼の姿を伝えていた。


番組は、

少しずつ怪我を克服して、自分の新たな投球スタイルを身につけ始めた斎藤投手への、

今季への期待のコメントで締めくくった。

やや、あっけない印象もあったが、
時間的制約の中で編集した割にはよくまとめていた。


印象に残ったのは、

肩を痛めた彼が、思うような成績が出せず苦悩する姿だ。

“ハンカチ王子”や“持ってる男”として、

一時の大ブームを巻き起こした頃の彼と
端正な顔立ちは相変わらずだが、

何かが違った。

( 何だろう…)

それは、たぶん“自信”という二文字だ。

“野球ができなくなる”

“クビになっても仕方ない”

そんな言葉が彼の口から出てくるなんて…ブームの頃には考えられなかったことだ。

複雑な思いで見た。


ドキュメンタリー番組だし、真実を伝えていると思っていいのかな…。



昨夜の仕事帰り、

人通りのない真っ暗な交差点で信号待ちをしていると

向こう側の横断歩道を

大きな動物がゆっくり歩いて行くのが見えた。


ライトをハイビームにすると、2つの目がキラリと光った。

シカだった…。

シカは、私の方をジッと見た後、

林の奥へ帰って行った。

一瞬、スローモーションでも見ているような

夢の中の出来事のような不思議な光景だった。



今のは真実なのか?

それとも夢なのか?


私以外に見た人はいない…。


真実とは、

きっと、そんなものだ。







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