今日も無事に1日が終わった。
昨日の夕方、
夫と『相棒』の再放送を観ていたら
夫が涙ぐんだ声で
「深いねぇ…」
と呟いた。
ドラマの中で水谷豊扮する刑事が、
一旦は正当防衛が成立した容疑者に
殺意があったのか、なかったのかを問い質す場面だ。
殺人願望がある元大学教授から猟銃を向けられて
逆に護身用の拳銃で撃ち殺してしまう家政婦が
釈放された日に、刑事が再度やってくる。
この場面が圧巻だった。
その事件を仕組んだ元大学教授が
教え子たちに
「なぜ人を殺してはいけないのか」
について
レポートで説明せよ、という課題を出すシーンも
一刑事ドラマとしては、とても深いテーマだ。
刑事ドラマは数多あるが
この時の『相棒』は、
他の刑事モノが比べ物にならないほどの出来栄えだと思う。
見終わってからも暫く考え込んでしまうほど、
見る側にも重いテーマを投げかける内容だった。
“なぜ、人を殺してはいけないのか”
と言う問いかけだが、
ドラマでは、
明確な答えはない…と言っていた。
私なら、どう答えるだろうか…。
最近、
1日が終わる時間にいつも思うことがある…
今日も無事に過ごせたが
それは、言い換えると
生きている時間が1日減ったという事だ…
寿命が伸びる…と言う表現があるが、
実は、そうではなく寿命は決まっているのではなかろうか。
そう考えると、
1日無事に過ごせたと言うことは、
また24時間ほど、死の時間が近づいたと考えることができる。
生命は、尊いものだ。
そんな気持ちで歌ってみた
炎上覚悟のオリジナル曲