東北への出張2日目、
某研修会場からのオンラインセミナーの仕事を終え、
雪道の中、タクシーで駅に着いた時は新幹線の発車5分前、
慌てて改札口を抜けようとするとゲートに阻まれた。
駅の窓口職員に切符を見せると、
「乗車券がないですね」
とひと言。
「えっ?」
よくよく見れば私が慌てて自動券売機で買ったのは「新幹線特急券」のみだった。
「どうすればいいですか?」
と訊くと、
「もう時間がないので降車駅で支払ってください」
との事。
小さな証明書のような紙切れを貰って《やまびこ》に飛び乗った。
(あ〜あ、またか…)
早めにEチケットを取っておけば良かったのだ。
しかし、それをしなかったのには理由がある。
今回の出張は何もかも直前まで不確定な要素ばかり…。
感染拡大でオンラインになるかリアルになるかで揺れていた。
今、泊まっているホテルだって一度キャンセルして昨日の午後、
3日目の出張先からの連絡を待ってから再度取り直した。
電車だって、どの便に乗れるかなんて当日になってみなきゃ、わからない…。
しかも、昨日からの大雪で遅れだって出ている。
講師の仕事は、
いつもそうだが研修先に到着するまでが大仕事だ。
以前、大雪で長野新幹線が2時間遅れて会場入りが遅れ、
クライアントに連絡して急きょ、登壇時間をずらして貰った事があったが、
本来なら余程の事情がなければ、そんなムリは通らない。
それ以来、雪が降りそうな季節は、なるべく前泊するようにしているが、
昨今の感染拡大の状況によって、
急きょ予定が変わる…という厄介な問題が加わった。
今回の出張3日目の予定がソレだ。
「go」サインが出たのが前日、という極めて稀なケースである。
出張前日にPCR検査の結果が陰性だったとエージェントからの連絡を受け、
ワクチン接種証明書をバッグに入れて最初の目的地に着いた翌日に大雪。
タクシーで15分の会場に到着した時は、セミナー開始30分前でギリギリだった。
昨日から今日にかけての自分の行動を振り返ってみると、
ストレスフルな事ばかりが続いている。
オマケに、昨夜は目的地に着いた途端、
滅多に電話などかけてこない夫からHalが食べたものを戻した…との連絡。
出かける当日のHalの様子も元気がなくて気にはなっていたが…。
もう、あれもコレも気になって、眠れない。
…困った。
(ー ー;)