今朝はスッキリした気分で目覚めた。
昨日みた映画が気分を爽快にしているのかもしれない…
戦争ものを観ると気分が落ち込むことが多いため、体調のよくない時は避けていたのだが
この《母と暮らせば》は、予想とは違っていた。
長崎の原爆投下後3年経って、亡くなった息子が幽霊となって帰ってくる…
二宮和也さん扮するおしゃべりな息子と、家族の中でたった1人生き残った吉永小百合さん扮する母親の会話が自然でいい。
敬虔なクリスチャンの母親だって
生きて行くためには打算的になることもある…
戦争で家族を失くした遺族たちは、
生きるのに必死で綺麗事ばかり言っていられなかった…
そんな日常を、山田洋次監督はウィットに富んだセリフを交えながら描いている。
その中で特に印象に残ったのは、
長男は戦死した当日に枕元に立ったのに、
『なぜ、あなたはすぐに会いにきてくれなかったのか?』
と母親が次男に問うシーンだ。
その理由は、ここでは書かないが
(あぁ、それもそうだなぁ…)
と妙に納得してしまった。
私も小学生の頃、
マニラで戦死した伯父らしき霊と出会ったことがあった。
お盆で帰省する度に、その時の話をしていた従弟も既にこの世にはいない。
会いたいなぁ…