夕方からの仕事の前に義母の様子を見に寄ると、
居間のTVの前の小さなテーブルに突っ伏して椅子に座ったまま寝ていた。
耳の遠い義母だから、
いきなりだとビックリさせてしまうかもしれない…
机をチョンチョンと指先で叩いて、
声をかけてみると、
うっすらと目を開けてこちらを見た。
起こしたことを詫びると、
「ギックリ腰でね…」
と話し始めた。
「整形外科に行っても病名はつかないのよ」
と言う。
年齢的要因が多いらしく
無理やり病名をつけると、それなりの病名はあるらしいが、
間違いなく加齢によるものらしい…。
義母は、まもなく91になる。
耳は遠いが、新聞も毎朝読むほど頭はしっかりしているし
普通の家事も、たまに鍋をかけているのをウッカリ忘れることはあっても、
大きな問題はなく日常生活をこなしている。
とは言え、
やはり歳には勝てない。
ここ数年、整形外科に通院する頻度が増えているのもそのせいだ。
「痛くてねぇ、仰向けでも横向きでも眠れないし…」
あの痛みは、私も経験済みだ。
“時間薬”の効果を待つしかないのだ。
昨日、
3本入っていた保険を一本解約した。
出張中に地震や事故で怪我をした場合に補償があるフリーケアという損保だが、
しばらく遠方に出張することもないだろうし、3本も入ったところで重複した部分も多いし、
8月から保険料も上がると通知が来たのを、きっかけに見直す、よい機会だと思った。
電話で解約した後で、
ふと不安がよぎった。
保険を解約した途端に、事故で怪我をする…
そんな事はないだろうか?
《気をつけよう、その躓きが命取り》
(ー ー;)