声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

彼岸明けも雪

2024-03-23 10:38:00 | Diary
また、雪が降ってきた。

1日が過ぎて行くのが早い…
この頃は特に早く感じる。

やらなければならないことが多いのは大型犬と暮らしているせいもあるが、

ありがたいことに、次々と依頼される仕事の準備に追われているせいだ。

4、5、6月は毎年のように新人研修の依頼が続く。

それが終わると、一般の社員研修や管理職研修が始まる。

昨夜は遅くに、カリキュラムとプログラムの提出を依頼するメールが届いた。

7月からの仕事のはずだが、
提出期限は4月始めと知り、眠気がいっぺんに覚めた。

急かされるのは、予算どりと年間予定を早めに立てなければならないからだろう。

稟議が通るまでに時間かかる大企業の場合、当然ではあるが、

企画案を提出してからゴーサインが出るまでには、2、3ヵ月かかることは普通なのだ。

そのサイクルに合うように、
昨年から来年度の研修の構想を練ってはいたが、
資料に落とし込むには時間がかかる。

研修で使う投影資料やテキスト、投影資料に入れる動画を
全て自分で作成しているからだ。


企業研修には2通りあって、

研修会社が用意した資料を使う場合と、
講師が作成した資料を使う場合とがある。

前者は、
大人数の受講者をクラス分けして複数の講師がそれぞれ別のクラスを担当する場合に共通資料として使用する。

後者は、
クレーム対応やハラスメント、ヒューマンエラーなどをテーマに、
事例や講師自身の体験を資料に反映させ、受講者に気づきを促す研修だ。

私の場合、後者が圧倒的に多い。

若い頃から話し下手で、言葉足らず…
コミュニケーションがうまくいかずに失敗を重ねてきた。

公共の場所でもどこでも、
つい人間ウォッチングをする変なクセもある。

ついでにオタクで、
動画作成や音源制作などのクリエイティブな作業が好きだ。

そんな諸々が、今になって役立っているようだ。


講師としては、
「らしくない」とよく言われる。

アナウンサーやパーソナリティの仕事をしていた頃は、ビジュアルにも気を配っていたが、

講師業がメインになってからは、
ダークなパンツルックが定番になった。

そのせいか、目立たない。
研修会場でも時どき受講者と間違えられる。

以前、研修を担当していた生命保険会社では、
エレベーターの中で、よく生保レディさんたちから、
「お疲れさまです」と挨拶された。

「お疲れさま」は同僚への挨拶であり、
外部の人間や顧客には使わない。

同僚だと思われていることは好都合だ。

エレベーターの中で、思いがけず本音が聞ける事があるからだ。


人は他人の存在を意識すると、自分を装うものなのだ。


目立つことを避けて、
自分の存在を消すよう心がけていると

いつもなら気づかずに、やり過ごしていた事象が見えてくる…



息子から、
美術館の写メが届いた。

出張のタイミングに足を延ばして…とも思うが、
当分はムリだな。



















































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